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私たちは繁殖している (6) ( 内田 春菊 )

このシリーズも早6巻めである。5巻は幸せムードにあてられた感じで雰囲気も悪くなかったが、今回は徹頭徹尾人に対して牙を剥きだしている著者である。そのせいで、まず読後感が悪い。著者は著者の立場を正当と思い、主張する。それは当然のことだろう。しかし、実名(事実上本人を特定できるわけだから)を以て、決して好意的でなく描かれている人々は、著者のようにメディア上で反論できるわけではない。まるで「思いっきりテレビ」で、片側だけの主張を聞いているようなものだ。恥ずかしくないのだろうか? それが西原理恵子氏のようにカリカチュアライズされているのなら兎も角も、中途半端にリアルだから嫌らしい。そして読者に共感を要求するこの絵柄はどうか。何か小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」を想起するような事態だ。春菊さんの作品の中で、群を抜いて気分の悪い作品。これから彼女の作品がこういう方向に進まないことを祈るのみ。

私繁は妊娠・出産に大きな勇気を与えてくれた大好きな本なんですが、最近どうも…むむむ<P>前半のユーヤと四人の子どもたちとの生活ぶりは相変わらずおもしろおかしくて楽しめたのですが、<BR>後半たっぷりの義父(ユーヤのお父さん)への不満・愚痴はどうなんでしょう<BR>理解できる部分もあるとはいえ個人への不満を公共の出版物に事細かに書き立てることへの嫌悪感が大きいです<BR>前作の前夫への攻撃もすごかったですが、今回も言ったことをいちいち書く細かさで、友達の愚痴を聞いているよう<P>それに、他のエッセイでも同じ事を書いていて内容がダブっている。同じネタで何冊も本を書くって作家としてどうなの???<BR>本と言う媒体を使っての個人攻撃といい、作家としてのプライドはないのかな?と疑問に思うし、<BR>同じ内容で本を書き、それを買って読む読者をなんだと思ってるのかな?と思うとだんだん冷めてきました<P>好きだっただけに悲しい

しかしつくづく不幸な人ですね。前夫との泥沼離婚の次は舅姑問題か・・・。離婚のほうは莫大な慰謝料を支払わされて(元妻が元夫に慰謝料って(汗))何とかかたはついたのらしい。<P>でももうこの新たな問題であるところの舅姑との人間関係を修復つもりはないのかな。こんなことを公にしてもストレスの発散みたいなことにはならないんじゃないかと思うんですが。不仲が決定的になってしまうだけで。<P>親との仲がうまくいかなくって夫婦仲まで悪くなってしまうってこんな感じ(自分の親のことをこんな書かれ方してしまってユーヤ氏平気なんだろうか)ですか。年もいってる義理の親を変えようなんて不可能ですよね。嫁が賢く振舞うしかないな。

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