あまりのリアルさに、のめり込んでしまいました。これは日本でベンチャーを起こすときにいくつかの企業が体験しているに違いないと思いました。ベンチャーを立ち上げる社長を支えるための周りの環境が整備されていない日本のベンチャー企業への無理解とベンチャー支援環境の不十分さがこのような状況にさせるのでしょうね。日本でベンチャーを立ち上げて成功させるには独特の条件を備えている必要があるようです。それをこの本は教えてくれます。
この本はもう少し時間がある時にユックリと読みたかった。<BR>そう思うほど一気に読んでしまった。<BR>正直もったいないと思うほど読み応えのある本。<P>数年後にもう一度読み返したいと思う、数少ない本の1つかもしれない。
現在ベンチャーブームだとよく言われる。あたかも今までベンチャー企業というのはなかったかのような錯覚を覚える。しかし、わずか5年前にも日本はベンチャーブームでわいていたのだ。当時と今とを比べるとベンチャー企業の経営環境は著しく向上した。しかし、ベンチャー企業がはまりやすい罠というのはいつの時代も共通であろう。<P>この本はベンチャー企業がいかに成功し、そしていかに失敗していったか。を描いた作品である。特に間接金融に頼る財務の脆弱さや、外を見るあまりに内部から崩壊していったさまなどは多くの示唆を与えてくれるの作品なのではないだろうか