まず、この本はプロ向きに書かれていることを<BR>説明しなくてはなりません。<P>というのも、非常に難しく、専門用語がたくさん出てきます。<BR>いきなり素人が読む本ではありません。<P>しかし、専門的な本であることは間違いありません。<BR>通貨についての特徴が書かれた本は珍しいので<BR>外貨証拠金取引や外貨預金をする方は<BR>読んでおくのがよいと思います。<P>また、コラムは普段は垣間見ることができないプロの為替<BR>トレーダーの世界を読むことができます。<P>通貨の特徴とコラムだけなら素人でも読めるので、<BR>そこだけで満足できれば素人でも読む価値はあるかもしれません。<P>素人から抜け出すステップアップ本としては<BR>よいのではないでしょうか。
表題には「プロ投資家のための」とあるので一瞬引いてしまいましたが、<BR>為替に関してあまり知識のない私にも読み勧めることができました。<BR>決して外国為替保証金取引を行う投資家限定の本ではありません。<P>例えば、どの通貨で外貨預金をするか検討する際、<BR>第3章の「主要通貨の特徴」は大変参考になります。<P>外貨投資を行う投資家なら、<P>この本の第1~4章+コラムを読んでおくべきだと思います。
外国為替市場と言うと、あたかも特殊な世界であるかのように思われがちですが、本著は、プロだけでなく、興味がある方、学生など、幅広い方にお薦めです。為替全般・ドル円市場の歴史、仕組み、実務などをわかりやすく解説されています。人民元を中心に話題となっているNDFや実務担当者による各国通貨の特徴の説明、通貨オプション、リスク管理、ヘッジファンド、介入に関する説明など、わかりやすくまとめられています。また、コラムも興味深い内容のものを多々取り入れており、楽しめます。この機に「通貨烈烈」船橋洋一著も、合わせて読みかえしてみるとさらに有用かもしれません。