大学院に進学したとき、実証分析のために統計処理ソフトでプログラムを作成する必要がありましたが、パソコンに関する知識はワード・エクセルを使えるという程度でプログラムを作るどころではありませんでした。とりあえず教科書の通りプログラムを書いていても、今自分が何を書いているのかなどまったく理解できず、非線形の実証分析など夢のまた夢でした。<P>そのためこのままではだめだと思い、プログラミングとコンピュータについて学ぶためにこの本と「プログラムはなぜ動くのか」を購入しました。そのおかげでこれまで理解不能だった統計処理ソフトの教科書が理解して読めるようになり、自分で考えてプログラムを組めるようになりました。現在では、趣味の範囲でC言語の勉強にも取り組んでいます。<P>大学だけでなく、社会ではどのような方でもコンピュータに接する機会が多くなっています。たとえプログラミングが必要でなくても、本書にはハードウェアからソフトウェアまでのコンピュータの基礎知識がぎっしり詰まっていますので、これさえ理解していればどの分野にいてもいつの時代でも通用する知識が身につけられます。コンピュータに強くなりたいという方にはぜひともお勧めしておきます。
パソコン黎明期、8ビットが時代を制覇していた頃。ハードの構造を解説する特集雑誌があったし、そのころのプログラマは、マシン語やアセンブラを書かないといけないことが多々あったので、このあたりの知識は必須だったけれど、今は、OSがカバーしてくれるようになってプログラムの組み方とは無縁になってしまった感がある。でも今でもソフトはハードがないと動かないし、ハードの効率的な活用を知るためにも、必要な知識だと思う。IT新人には読ませてほしい。
大学で電気工学を専攻した私ですが、コンピュータの知識はほとんどありませんでした。なぜなら、大学では、コンピュータの基礎的な授業はなく、コンピュータに触れる機会もそれほど多くなかったからです。<BR> しかし、社会人になって、コンピュータの知識がいかに必要か思い知らされました。どんな職種でも必ずと言っていいほど、コンピュータに関わることがあるかと思います。そんなとき、ワードやエクセルなどの知識が豊富な人に対しても、理系としてコンピュータの内部を知っていることは有利だと思います。本書は、専門用語を出来るだけ少なくし、頭の中に絵を描かせるような説明をされていて非常におすすめです。