洋書の日本語訳ですので、非常にわかりずらいです。内容もCCNAの実際の試験内容には不足している部分が感じられます。<BR>ある程度、わかっている人には良いのかもしれませんが、ほとんどネットワークの知識がない人がこの本での合格を目指すとなると難しいと思います。<P>私は、オススメしません。
本書の長所と短所は以下のとおりだと思います。<P>長所:<BR> 1.新試験範囲全般をカバーしている。<BR> 2.章毎に体系立った実習が用意され、実機上の操作がマスターできる。<BR> 3.試験に合格する為のツボ・コツをある程度載せている。<BR> 4.図が多用されているので、文章を読んで判らなくても、<BR> 図を見れば、判る場合もある。<P>短所:<BR> 1.個々の技術内容が概要程度にしか書かれておらず、「なぜそうなるのか」<BR> という疑問が湧いてきた時に、疑問に対する明確な説明が少ない。<BR> 2.コンピュータの基礎がないまたは、通信プロトコルというものを<BR> 全くしらない読者が読むには、用語など、かなり、大変だと思う。<BR> 3.章毎の要点は巻末にある程度、纏められているのだが、本文中の<BR> 説明の表現が、長くて少々わかりにくい部分がある。(和訳本だから?)<BR> <BR> 全く初心者の方<BR> ・まず、コンピュータ基礎、次に、通信とネットワーク基礎概論、<BR> をマスターしてから、読まれることを、お勧めします。<BR> コンピュータ基礎はあるが、ネットワーク初心者の方<BR> ・通信全般、ネットワーク基礎全般(通信プロトコル)をさっと<BR> やられてから、読まれれば、理解が早いと思います。<P> 私は、ソフト開発経験者なので、通信ネットワーク基礎をひととおり<BR> 行い、他のCCNA用参考書(CCNA ICND試験認定ガイド ソフトバンク)を併用しました。
分厚いだけあって、CCNAの出題範囲はほぼ網羅されているようです。<BR>(NATについては少し足りないようです)<P>ただ、章立てなどがあまりまとまっておらず、内容の流れがつかみにくい<BR>です。全体を通して、説明が妙に詳しい部分とおおざっぱな部分があり、<BR>また訳も首をかしげてしまう部分があるため、この本で一から勉強しよう<P>とする人は何度か読みかえす必要があると思います。<P>現在は日本人著者の良い教科書が他にもあるため、特にこの本でなければ<BR>ならない理由はないように思います。<P>Network Visualizer と連携が取れているのは評価できると思います。