私はなりたてほやほやのJavaプログラマです。<BR>研修で数多くの本を読んできましたが、どれも説明が抽象的で<BR>理解しずらいたとえ話が多く、読んだ結果内容が分かったんだか、<BR>分からないのだか分からないような本が多かったです。<P>でもこの本は!!<P>読んでびっくり、すいすいと読めるほど理解しやすい説明で<BR>オブジェクト指向における重要なキーワードなどが<BR>上手く整理されていました。<BR>オブジェクト指向に関連する特殊な単語などの糸が<BR>絡まってしまっていた私の頭の中で、糸がひとつひとつ<BR>解くかれて行く感じがしました。<P>特にクラス、継承、ポリモーフィズムやインスタンス<BR>プログラムのメモリ領域についてなどは、<BR>上手く説明されていたと思います。<P>こういう説明ができる人は、本当にその事柄についての知識が深く<BR>きちんと理解している人なのだな・・・と感じさせられる本でした。<P>強いてデメリットを上げるとすれば、価格がこの手合いの本にしては<BR>やや高めということぐらいでしょうか・・・。<BR>ですが、いまさら人に聞けない!と思っている人や<BR>私のように勉強したけど分からなかったという人にも、<P>これから理解しようという人にもお勧めです。<BR>これは基本として押さえといて損はない一冊だと思いました!
「オブジェクトは内部に処理パターンとデータ構造を持ったものである。」と言うような荒い理解から抜け出して行くには、本書はかなりの良書であると考える。<P>特に、BASICから入ってアセンブラやCでごりごりコーディングしていたような、<BR>つまりハードウエアアーキテクチャもソフトウエアの基本動作原理も、<P>コーディングの基礎もしっかりしているベテランエンジニアなのだが、<BR>「最近の新しい流れはわからんなぁ。」「取っつきにくいなオブジェクト指向」と<BR>感じている方にお勧めする。<P>#私がそうだったり(^^;<P>現実世界に置き換えた謎の例え話を使わずに、<BR>オブジェクト指向ではコーディングベースでどう書くのかを丁寧に説明している。<P>プログラミングの進化の歴史を疑似体験させてくれるようで、(基本が出来ている・染みついている人ほど)分かりやすい(と思う)。<P>#生まれたときからオブジェクト指向の言語がある若い世代には、<BR>#このパラダイムシフトを乗り越える苦しみは分からないかなぁ(^^;<P>また、最近のソフトウエア技術動向関連として、UML、GoFパターン、RUP、XP、アジャイルなどについても本書末の方でさらっと触れている。<P>300ページほどあるが、それほど時間も要せずに読めると思う。
レガシーの開発に携わってきて、そこからオブジェクト指向に入ってきたときに読むのに最適な書ではないでしょうか。<BR>氾濫している概念と方法論と実装方法が分類されており、特にこのあたりを必要としメンバーにコーチングしていく必要がある方にいいと思います。<BR>実践的ではないですが、とても参考になったので☆5つです。