企画心(プランニング・マインド)―わかった!ホンモノの企画書の書き方 みんなこんな本を読んできた 企画心(プランニング・マインド)―わかった!ホンモノの企画書の書き方
 
 
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企画心(プランニング・マインド)―わかった!ホンモノの企画書の書き方 ( 阪本 啓一 )

阪本啓一さんの最新作は”企画”をテーマとしている。<P>これまで阪本さんは、<P>"マーケティング”<BR>”ブランド”<BR>”リーダーシップ”<P>などテーマした書籍を発表している。<P>これらの中では、この”企画心”が私の心には一番フィットした。<BR>なぜなら、非常に自然に何の疑いもなく、心の中に同意が生まれたからだ。<P>たまたまなのかもしれないが、この同一感は不思議である。<BR>これを文章にすることができないが。<P>阪本啓一氏の文章は、(特にこの本は)平易に、そばで語りかけるように<BR>書かれてある。<BR>一見、表層だけの文章のビジネスエッセイのようにも感じる人もいるかもしれない。<P>しかしそれは認識まちがいだ。<P>おそらく、窓口を広げるためできるだけ平易でわかりやすい文章にしたのではないかと思う。<BR>ただ、その平易な文章の底に隠されている真実はあまりにも深い。<BR>それを読者が感じ取れるかどうかは読者次第だと思う。<P>また、余白を残してあるのもいいと思う。<BR>こういったものはいくら読んでも実際、自分でやってみないことにはわからないことが多いのだ。<BR>それを自主的にしてもらおう、感じてもらおうと思う気持ちから、余白があるのではないかと思う。<P>何度も読むべきいい本だ。

己の企画に、この問い掛けをし続ける品質チェックがあればこそ、<BR>モノマネでない、ウケ狙いでない、本物の「企画」が生まれるという。<P>その上で、「今日完成したその企画を、一秒でも早く陳腐化させろ」という。<P>その哲学として、偶然なのだが、<BR>私も好きなチャップリンの言葉を著者の阪本氏は紹介している。<P>あのチャップリンが、<BR>「あなたの映画で一番のお気に入りは?」と聞かれて、<BR>「Next One!」と答えたというエピソードだ。<BR>この心意気、哲学がなければ優れた創造は出来ないだろう。<P>そのために、この本で、著者は企画心(プランニング・マインド)の<BR>流れを教えてくれる。<P>それによると、企画には次の三つのフェイズがある。<BR>1.準備(うむ)<BR>2.実行(する)<BR>3.仕舞(のこす)<P>さらに2.実行(する)には、次の三つのステップがある。<BR>ステップ1.育てる<BR>ステップ2.まとめる<BR>ステップ3.売る<P>これらの全ての局面で、最高の独自性を発揮するには、<BR>常日頃から五感を磨いておく必要があると、<BR>阪本氏は説いている。<P>企画、マーケティング、営業、広告の関係者には、<BR>己の仕事のチェックのためのリトマス試験紙のような本である。<P>但し、私の感性から言えば、残念ながら本の装丁は「イマイチ」だ。<BR>お世辞にも「ワクワク」するデザインではない。<BR>(但し、評価を満点からマイナスにするほどのものではないが・・・)

いきなり近所の模型屋のおっさんの話が出てきますが、<BR>これが「企画力って何?」という疑問の答えになっています。<P>本書は著名な経営コンサルタント・阪本啓一さんが開催した<BR>人気講座「企画力養成ギブス」のテキストをベースに書かれた<BR>ものです。<P>阪本さんは「通る企画書」なんて考えるな!といいます。<P>「だれかに気に入られたり、モノマネをするために君は今朝<BR>ベッドから起きてきたわけじゃないだろう?」と。<P>さすが阪本さん、言うことがカッコイイ。

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