本作ほどTRPGにおけるキャンペーンの楽しさを伝えてくれるリプレイは珍しい。ミッション失敗を繰り返しながら少しずつ成長してきたへっぽこ達の冒険譚が、ミッション失敗で一冊伸びるというのも実に彼ららしい。<BR> 秋田みやびGMのマスタリングは、NPCを立てつつ締めるところは締め、ほのぼのとシリアスのコントラストを見せながら、キャンペーンならではの世界の積み重ね、キャラクターと世界の繋がりを上手く見せる良いマスタリングだったと思う。<BR> 特に、冒険に関わった人物がその後も色々な形で繋がりを見せるというのは、キャンペーンの大きな魅力であるが、それを見事にやってみせたのは流石である。<P> 一冊の作品としてみた場合、本書は、有名NPCの参加によるパーティの分割、別行動、そしてNPCを手空きのプレイヤー達が扱うことによるイメージギャップ(笑)など、変化球的な内容になっているため、賛否が分かれるかもしれない。<BR> しかし、へっぽこリプレイ最終巻という意味はその変化球すら楽しみと感慨に変えてしまうのではないだろうか。<BR> 冒頭の浜田絵師の見開きイラストに始まり、リプレイの最後で描かれたへっぽこ達の今後の未来像、後書きで書かれたPLの感慨とGMの新たな決意を読むと、自分が如何に彼らに魅せられていたかを改めて感じることになった。<BR> 本シリーズはSWに留まらず、TRPGのキャンペーンの楽しみを伝えてくれるまたとないシリーズである。 是非未読の人に完結を機に手にとって貰いたい。
もう読まれましたか?!悲しいことですが、最終巻です(泣)<BR>でも、その涙を吹っ飛ばすぐらい笑いました!!<BR>今回もやってくれましたとも!死んじゃった子もいるんですけどね…<P>一番の見所は、NPCをイリーナのプレイヤーが演じてくれたこと!<BR>考えてみてくださいよ!ヒースやガルガドが○○になって<BR>大暴れしてます!!あ~~笑った笑った!!<BR>プレイヤーでキャラがこんなに変わるとは…ププッ(←思出し笑い?)<BR>ぜひ買って読んで、笑ってください!ザ・ファイナルです
前巻のラストに起こった予想だにしない事態に、急遽キャンペーン延長決定!<BR>更にソードワールドファンなら誰もが知るあの夫婦がPCとして登場!!<BR>パーティーを二つに分け、パーティーに自分のPCが加わっていない場合は前述の夫婦を加えたNPCをPCとしてプレイすることになったのですが、どのPLがどのPCをプレイしているのか、リプレイの内容を見ればすぐ分かるのが笑えました。