ファンドリアという特殊な国が舞台のシティアドベンチャー3部作。<BR> 始めは「少女を父親の元に届ける護衛」だったはずが、次々に起きる不可解な現象。それらを解決しなければ、目的を果たせない状況に追い込まれた面々は、事件を解決に乗り出すことに。<BR> 途中、捕まえた敵を(今後のために)スカウトしたり、夜中に人の家に忍び込んだり・・・皆、イキイキしていました。中でも、特記すべきは、パーティの良心:マロウの変貌振り(強烈な個性のキャラの中に埋没気味だった彼だけに必見です)。<P> このペラペラーズのシリーズは、頭脳戦(+巧みな話術)がメインのシリーズ(力押しがメインだったヘッポコーズとは正反対のシリーズ)と言えるでしょう。<BR> キャラクターの能力+習得技能、それ故に駆使しなければならない策略・・・これがペラペラーズのアイデンティティ、彼らの魅力・面白さであると、思います。<BR> とは言っても、「TRPGと言えば、メインは戦闘!ガチバトルだ!」とお考えの方には、物足りないと思います(特にヘッポコーズの活躍を知っている方には)。<BR> 正直なところ、私も、そう思っていました(特にNEXT1・2巻を読んだ時は)。3巻でようやく共感を持てるようになりました。<BR> このパーティが持つブラックさも、チームのアイデンティティと思えるようになったのが、最大の要因ではないかと思いますが。<P> ・・・それにしても、お嬢様という設定のベルカナですが。<BR> 彼女の肩書きの変貌が凄まじいです(『お嬢様かどうか怪しくなりつつある』通り越して『一見お嬢様風』とまで言われる状況に/笑)。 性格も、『生真面目で上品』だったはずが『毒舌に加え饒舌、そして狡猾』と、暗黒面が強化されている気が・・・今後の展開は彼女に注目、かもしれません(笑)。
内容としては、リプレイとしては、初のあの混沌の王国を舞台としていて、読み応えはあると思いました・・・ただ、11話でのプレイバックに出てきたアサシンリーダーの武器がダガーとありますが、あれは確か必要筋力が1~5の範囲だった様な気もするんですが、表記ミスですなのか、それともデータミスなのか・・・(ショートソードならまだ分かるのですが)。 最も、些細なコトですが気になったので気になったので一言^^;
最初の頃は不安だったが、クレスポという珍キャラを確立して<BR>どんどんおもしろさ拡大中!<BR>お嬢様であるブラックベルカナが今日も陰謀を企む!<BR>クレスポとの間柄をからかわれても、否定しなくなった<BR>ベルカナに要注意だ!