鬱スレで結構人気っぽいから読んでみたら・・・なんだか肩透かし食らった気分だぜ!(^Д^)ギャハ!<BR>この作者は読者を何で鬱にさせようかと言うと、虐待ネタなんです。<BR>それはいいんですけど、その虐待ネタに僕の個人的な感想なんですけどリアリティを感じなかったんですね。<BR>虐待の傷を人魚のフリして隠すってのはどうかと思ったw(´-,_ω-`)プッ<P>あとがきにも描いてある様に作者はこの作品を一気に書き上げたらしいんです。<BR>気持ちが乗っている時に一気に描き上げると言うのはなんとなく良作品を生み出しそうな感じがします。ま、確かに良いか悪いかで言ったら良いんですけどね。<BR>だけど虐待ネタを描くんだったら、事前に虐待についてよく研究して、それを作品の肥やしにしてほしかったですね。悲惨なネタには変わりないんですが、安易にこういうネタをやってしまうと、どことなく薄っぺらい印象を受けざるを得ないんですね。<P>ま、鬱になった箇所も確かにありました。<BR>僕の場合は「ごめんなさい!ごめんなさい!」と言うセリフですね。これは結構リアリティがあってグサっと来ました。(´-,_ω-`)プッ
桜庭一樹の話を基本的にシンプルな話が多い。そしてシンプルである分、ひたすらキャラクターたちがなにを考えているかをていねいにそしてわかりやすく書きまくるのである。心理状態をていねいに描写し続けることは文章が難しくなったりする危険を常時はらんでいるが、著者はこの問題を実力で解決している。中学生から大学生のレンジに対してターゲットを設定しているが、もっと高年齢でも十分に楽しむことできる本だと考える。
最初でいきなりゲームのバッドエンディングを宣告されます。しかしなぜそうなったかについては分からないので、ついついやってしまいます。もしかしたら途中の選択肢でもっといいエンディングがあるかもと思うわけです。小説は1本道なので選択肢は無いわけですが、そんな中でも希有な希望を抱いて読んでしまう1本でした。