読んで損はしない。若手のビジネスマンは読んでおくべき本です。著者は『本書き』を職業にした人物ではなく訳書ということもあり文章等には多少目をつぶりましょう。今まで会社に目標とすべき人材が少なく、自分自身でキャリアを探求していた人間には特にお薦めです。仕事に対する自信の情熱を向上させてくれます。多少の成功で満足している自分に渇を入れてくれるでしょう。
「経営者とは経営をする人である」という事が通奏低音として書かれている。経営とは結果を出す事。有言実行こそがマネージャの行動様式であり、結果を出す事がマネージャの使命であるという考えには共感した。<BR> ただ「利益」というキーワードだけで(無節操に)様々な会社を合併しCEO就任時点とは性格の違う会社に変えていくという流れは、いかにも経理屋さんの発想だと感じた。<BR> 「経験と金銭的報酬」の章は部下にはちょっと読ませたくないような内容が書いてある。優秀な人に逃げられないギリギリの給与体系について。この歳になると冷静に読めるが、若い人には刺激が大きいかも知れない。<BR> ある意味では「ビジョナリーカンパニー(2も含む)」とは両極端にある本だろう。どちらも一面の真実だから、どちらを選ぶかは個人の哲学だと思う。私はビジョナリー・・のレビューでは★×5としました。
すごい一本筋が通った経営者の本です。<BR>やる気のないというか手っ取り早く効率良く…という方は読まないほうが身のためです。逆にやる気がなくなります。<BR>当たり前のように努力をすることの大切さが,これでもかこれでもかと綴られていきます。それでも読みたいという方には間違いなく一読の価値ありの一冊です。<P>ただ,訳というか“てにをは”がひどいところが多々あります,もう少ししっかり校正してから出版して欲しいものです。あと,柳井さんのコメントだけでも一読の価値あります。ただ,ここはプレジデントの特集の丸写しでしたけど…。