全体的にほんわかする写真・文章・イラストが載っています。<BR>着物の情報だけではなく、いろんな情報を教えてくれました。<BR>イラストもとってもかわいくて、心なごむ一冊でした。
キモノの季刊誌は他にもあるが,「商業ベース」であり,広告パンフレット的.こちらもその点では同じではあるものの,価格帯が違う.だいたい,礼装キモノなんて一度買えばもう一生に二度買うことがあるかどうか?というこの時代,豪華着物の本は「みてるだけ~」というのが現状ではなかろうか?<BR>キモノに目覚めた人や,キモノを着て見たい人たちみんなが求めているのは,「いかに気軽に洋服と同じようにキモノを着るか」という欲求に応える本なのである.<BR>そういう意味ではこの本はお薦め.木綿の着物は「豪華キモノ本」では特集もあまり組まれないし,あっても雑誌本体の価格が高め.七緒はまだ紙もよいし,長く手元においておけるし,何度見ても「身近すぎて飽きない」内容だと思う.この号では木綿のキモノの注文方法まで載せてくれて,とても親切.しかも,やたらとへんな着崩しを進めていないところも好感が持てる.
以前は、出版される着物本を次々に買っていたのですが、最近買わなくなったなぁ・・・と自分でも感じていました。この七緒の4号を見て、「そうか、七緒が自分にぴったりなので、他の本が必要なくなったのだ」と気がつきました。<BR>今回も「木綿着物」「コーディネート道場」と表紙を見ただけでドキドキするような特集で、「半襟」のつけ方特集も本当に自分が気になっていたことなので、嬉しかったです。<BR>ただ、どうしても、紬や木綿、など素朴系な着物(でも、品が良くて素敵なものばかりですが)が多くて、自分としても紬ばっかり集ってしまって、かわいく大人っぽい小紋てどんなのかなぁ、と思っていたら、来号は小紋の特集だということで、今から楽しみです。