僕も保育園に通っていました。保育園でもこの本が大人気で、母にせがんで誕生日のプレゼントに買ってもらいました。昼寝のときや夜に寝かしつけるとき母は感情をこめて読んでくれて大笑いをしたことをいつまでも覚えています。<BR>この本がきっかけで僕は本が好きになりました。<BR>いろいろなお話の中、当時はわからなかった内容もそうだったのかと納得しています。保育園がいやだったやんちゃなしげるくんに自分を重ねていたので読み返すたびにあのころの幼い自分がよみがえります。<BR>また会えたね。しげるくん。次の世代を担う子供たちも頼むよ。
子供の頃読んだ、ちょっと子供にしてみれば字の多い本。でもとってもおもしろいのです。なにがおもしろいといって、主人公の「しげる」がとても悪い子なんです。<BR>私が一番すきなのは、ぴくにっく、という話です。<P>幼稚園で5つの山にピクニックにいくのですが、あかい山はりんごの山、ぴんくの山はももの山、きいろの山はバナナの山、だいだい色はみかんの山、あとくろい山があって、先生がそれぞれくだものを一つだけ食べてもいいですよ、くろい山だけはいってはいけませんよ、というのに、しげるは各々くだものを2つづつ食べちゃう!で、黒い山にも行っちゃって、果物をたくさん食べておなかがぱんぱんだから森の木におなかがひっかかってでられなくなってしまう・・という悪ガキ。大人になっても、いつもなつかしい本第1号です.
妊娠したと友人に報告したとき、<BR>「産まれた子には『いやいやえん』を買って上げてね!」といわれたほど、<BR>なにか、子ども心に強烈な印象を残す本のようで、我が娘もすぐはまりました。<BR>読んでみると、内容は結構ブラックで、ドライな感じが、確かにおもしろい。<BR>タイトルの『いやいやえん』はなんでもイヤイヤ言う主人公のしげるが<P>いつも通ってる保育園ではなくて、好きなことをしてもいいけど全然楽しくない<BR>保育園『いやいやえん』に連れて行かれて、ひどい目にあう話。<BR>『ちこちゃん』は、しげるが友だちの女の子・ちこちゃんの真似をして乱暴を<BR>したら、なんでもちこちゃん真似になってしまう話。<BR>ケンカやちょっとした遠足、原っぱに現れる狼、保育園にやってくる熊。<P>7本のお話になっているのですが、どれもちょっぴり怖くて冒険があります。<BR>3~5歳の子にとっては、現実はまだまだ未知なることばかり。<BR>この本は、保育園という日常に隠れてる、怖さをうまくすくって、<BR>ファンタジーを加えているので、娘も自分に重ねて、ドキドキできるのかな。<BR>などと思っているのですが……。