この本をおすすめしないわけには参るまい。なぜなら私が小さいころ飽きもせずいっつも読んでいた本だからだ。この絵もとても印象に残っている。私は「かっぱ」が好きだが「ぐんまのとんま」もいい。「あんま」ってなんだろうと思ったりしたものだ。ことばの羅列の偶然で思いもよらぬ意味合いが生まれたりする。谷川俊太郎さんの得意技といった感じだ。 もうひとつの「ことばあそびうた・また」よりも私は前作のほうが好きだ。絵もこっちのほうがいい。 そしてこの本はぜったい大声で声にだして読まなくてはならない!ぜったい楽しくなってくるはず。
日本語の美しさ、不可思議さ、幻想性を知りたいと思う人がいたとしたら 本作は その人に何事かを示唆するものがあると確信している。<P> 谷川俊太郎の言葉の魔術に加え 絵が素晴らしい。懐かしくて 古くて 新しくて 、なんとも言いがたい味わいの絵が とぼとぼとした手書きの詩に添えられていて 誠に陶然とする。言うまでも無く 子供以上に 大人が見ていて 楽しい。<P> それにしても絵本=言葉と絵のコラボレーションの力を ひしひしと感じさせるところが 本書の凄みである。<P> <P>
不思議な言い回し方が、新鮮で、魅力を感じます。<BR>小学生の国語の教科書で出てくるおなじみの「いるかいないかいないかいるか…」の詩も載っており、懐かしいと感じるはずです。<BR>子ども向きというより、大人が読んで楽しいのではないでしょうか。<BR>(小学生も意味は分かっていませんが、言葉の響きを楽しんでいます。)