本当にやさしいまなざしを子どもに向ける人だ…と感動してしまいました。文章も優しく、語りかけているような感じです。高校や大学は定年後でも行ける、やり直しがいくらできくが、保育園・幼稚園にもう一度行く人はいない…やり直しがきかない“大切な時期”だ、というところにハッとしました。『建物にたとえたら乳幼児期は基礎工事。小学校は柱や床(中略)大学は室内のインテリア。いつでもとりかえられる』というところです。読み終わったとき、1歳の息子へのまなざしが少し優しくなったかな?って思います。いい本でした。
ある人に紹介され、読んでみた。<BR>この本を読んでみて、少年、青年時代 つまらない人生を過ごしたなーと思っていた自分の原点が分かる。<BR>また(現在)子供を育てている親として、子供に何をしてあげなければならないかについて、随分考えさせられた。<BR>子供は自分の意志で生まれるわけではないし、当然親も選べることもできない。<P>また、確かに子育ては大変であるが、子育を通じて親も成長させられることも多くある。<BR>しかし、生活の中であった嫌なことや、たとえ人生に絶望してしまっても、子供の笑顔を見るだけで全てのことを忘れることができる。<BR>最近子供というのは、神様からの大きなプレゼントではないのかとよく考える。<P>本書は、子供を育てるときにどのような考えで子育てをすればよいか、という考え方が色々と書かれてあり、非常に役に立つと思う。<BR>但し、全てを鵜呑みにするのではなくこの本に書かれている考え方を基に自分はどのように子育てをするかを探れば良いと思う。なので、本書はこれをやれば良いと言うようなマニュアル本ではないことも強調しておく。<P>物が豊かになればなるほど、日本人の心はどこかに置き去られてしまい、自分にとっては便利になったり、豊になればなるほど空しいとしか感じられなくなっている。<BR>人が人らしく生きるためには、何をすればよいのか? 人生で大切な事は何なのか?<BR>そういったことを考えるためにも、本書は良い機会になると思う。<P>但し、講話をまとめた本なので、少々くどいところもあるので、☆は4つ。
この本と出会って,育児はもちろん自分自身の悩み,夫や親を始めとした人間関係の悩み,全てが氷解していくのを感じました.自分の年齢が上がるにつれ,自分自身のことから社会情勢のことまで,「何か違うんじゃないか,何がいけないのか」と思う事が増えて行き,悶々とすることが多かったのですが,この本を読んで,「そうだったのか!」と,つかえていたものが取れたような気分です.それと同時に人に対して優しい気持ちになれる自分に気付きました.一生大切にしたい本です.