「そうだったのか」シリーズ第4作。本作も期待を裏切らず、丹念な準備を経て、細部までよく行き届いた素晴らしい内容になっていると思いました。<P>アメリカについて、知っているようで、知らないことがたくさんあることを、改めて教えられました。<P>例えば、以下の質問に全て答えられますか?<P>1.ワシントンDCはどの州に属していますか?<BR>2.大統領は法案を提出する権限を持っていますか?<BR>3.アメリカの裁判の殆どは陪審制度による---○か×か?<BR>4.アメリカには戸籍制度や住民票はありますか?<P>(答:1.どの州にも属さない、2.持っていない、3.×、4.ない)<P>詳しくは、是非本書をお読み下さい。おすすめの一冊です。
池上彰氏の「そうだったのか!」シリーズ第4弾。私同様、「次はどんなテーマの本が出版されるのか」と待ち焦がれていたファンも多いことだろう。「私はアメリカが嫌いです」「私がアメリカが大好きです」その池上氏の率直な気持ちを表現したのが本書である。つかみどころのないアメリカを宗教、裁判、移民、差別、経済、メディアなどをテーマに、独自の視点でわかりやすく表現している。目次とはじめにを読んだだけで、読みたくなる一冊である。これまでのシリーズ以上に図表や写真も豊富で、私のように歴史に疎い者でも理解できそうな気になれる。本書の内容の一部をテーマに、日本テレビの「世界一受けたい授業」の先生として池上氏が出演していたのを見た。う~ん、出来る人というのは、こうも難しい問題を噛み砕いて話してくれるものなのか。次はどんな「そうだったのか!」を披露してくれるのか。今から楽しみである。