現日本のジャズ界唯一のカリスマ・ミュージシャン菊地成孔は、<BR>文章も挑発的で面白い。<BR>その菊地が発売前のJ-POPのシングル盤を聞いて、<BR>売り上げを予測するという冗談本ながらも<BR>音楽家菊地成孔のユーモラスで鋭い分析に納得させられる本。<BR>お笑い好き、音楽好き、冗談好きには絶好のオススメ本。
菊池氏独特の文体と灰汁の強いレビューについて行けるかで評価が分かれる本だと思う。<BR>実際、鬼塚ちひろの作品を菊池氏独特の視点から切った評論は<BR>鬼塚ちひろのファンからかなり批判があったらしい。<BR>実際、ちゃかしたような評論も多く見られ、<BR>これ本気でやってんのか?<BR>と突っ込みを入れたくなるような箇所もあるのだが、<BR>それ以上に彼独自のJポップ批評には鋭さがある。<BR>特に2004年の総括はなかなか読み応えがあり、菊池節が炸裂している。<BR>近田氏の考えるヒットが好きな人にもお勧め。
『情熱大陸』出演で一躍一般の知名度を上げた感もあるジャズミュージシャン・音楽講師・格闘技批評家・etc...の菊地成孔さんの最新書籍です!<BR>ワールドプレミア(笑)にて入手しまして、一気に読みきってしまいました。<BR>元ネタであるところの売上コラムを収録しているのに加えて、特別編として、CD工場見学、対談など、書籍化に際して追加された内容もあり、サイトをチェックしていた方も買う価値ありだと思います。<BR>当代随一の才人がアイドルでもアニメソングでも大物アーティストでも、構わず論じまくるわけで、予想が当たるかどうかは別として、非常に面白いです。<BR>J-POPが好きな人にも、J-POPに批判的な人にも是非いま読んで欲しい1冊です。