まあ、はっきり言って、Hに漕ぎ着けるための作業書、手引書、ぶっちゃけマニュアルである。しかしなかなか悪くない。全部暗記してさりげなく使えるように訓練すれば、とりあえずHできる確率は上がりそうだ。<BR>問題はこの61歳の作者の女性価値観がup-to-dateなものか、ということである。本文中にも出てきたのだが今更「明石家さんま」や「ビートたけし」である。そこはどうかと思うが、長年経験と観察を続けている筆者は女性心理を観察し、その一部をこうして書籍にしてくれた。<BR>500円程度でうまくやれば女がゲットできると考えると…ねぇ?<BR>読み物としてもまあまあ面白いので(お堅い文学作品じゃないからね)お勧めかも。<BR>残念なのは学生向けの会話術が無いことかな。<BR>(レビュー書いた本人が高校生なもんでw)
低俗な本!その通りである。しかし、そこで眉をしかめ読むことをやめないで欲しい。<P>日本人の間では性を軽視する動きがあるが、それは、本来は間違ったことである。英語で成功のことをmake loveと言うことは多く知られたことではあるが、恋愛におけるという前置きをおけば、成功とは温度を感じ、愛を創造する行為であるわけであるから、本著は、女性の心理を巧みに察知することにより、効果的に愛をはぐくむ方法を提示した書物であるということができる。<P>男女という区別がなければこの世が冷め切った世界であることを考えると、この書物は、一読、ニ読の価値は大いにある。
著者の桜井氏は、自身「女学の神様」と呼ばれるようになるまでに数十年の体験を積んだと、まえがきのなかで述懐している。男子が異性に目覚めるのを10代半ばとすれば、それに数十年を加算して、現在は60代半ばを過ぎているのであろう。この年齢をもってこうした「ナンパ」の本を書いてしまうところに、敬意を覚えた。デートでステーキを食べる際にフォークで「グサッ」と刺せば、それがセックスを想起させ女性をその気にさせる、といった貴重な情報が満載、おもしろさ抜群だ。ただし、私が試みた限りでは、実用性にはいささか欠けるようである。