栄養士だったので食生活はちゃんとしているつもりでも<BR>病気をしてしまった。人間ドックなどでは異常なしなのに。<BR>東洋医学から見ると私の体はずっと病気だったのだ。<BR>ストレスや病気の前兆は<BR>学者や医者が発表する実験結果や検査結果ではわからない<BR>ベータカロチンだってあんなにもてはやされたのに<BR>単独でとると癌の発生率が上がるとあとで発表された<P>でも東洋医学ってなんかうさんくさそう、漢字だらけでむずかしそう<BR>という人や、まずはわかりやすく、という人にぴったりです。
私はかつて、鍼灸院に通っていたことがあり、<BR>少々の東洋医学のものの考え方に理解がある方でした。<BR>だからかもしれませんが、この本の鍼灸師の先生のおっしゃることは<BR>本当によく理解できた。<BR>語り口調で書かれてあり、まるで診察を受けているような錯覚さえ(笑)。<BR>鍼灸師の先生が書かれているからと言って、鍼の話はほとんど出てきません。<BR><P>鍼云々ではなく、もっともっと基本的な東洋医学の考え方。<BR>とは言っても小難しいわけではなく、エッセイなので楽しく物知りになれる感じ(笑)<BR>うなぎとかぼちゃは絶対一緒に食べちゃダメ、うなぎは夏のもの、かぼちゃは冬のものだから・・とか、<BR>風邪のひきはじめにはここをこうしましょうとか体が受け付けない物、体の悪い臓はOリングでわかる(!方法も書いてあります)とか・・。<BR>Oリングは本当にびっくりしました。やってみたら、私はお酢がダメで、胃と肺が悪かった。<BR>私の辛い物好きと寒がりと、アレルギーと肌の弱さには全て関連性があって、<BR>本当に目から鱗が落ちる思いでした。<P>東洋医学だから、よく「気」って言葉が出てきて、怪しいと思う人がいるかもしれませんが、<BR>「元気」「やる気」「気力」なんかの「気」です。なんとなくイメージ沸きませんか?<BR>西洋医学に頼ってばかりで、いつも薬に頼っている私。<BR>この本を読んで何かが得られた気がします。<BR>薬を使わないで体調を整えられたらこんなにいいことはありませんよね。
「わたしらは健康に生きるために、生きているのではありません」<BR>と語る筆者。<BR>こころとからだの健康に悪いことがあっても、何とか生きていくこと。<BR>そのための「養生法」がぎっしりつまっている本です。<BR>少し煩雑なところもありますが、日頃のちょっとした工夫レベルで<BR>できることが盛りこんであり、トータルして買ってお得な本だと思います。