これを読むまでは、「冷え症って体質だし仕方ない。<BR>死ぬわけじゃないし・・・」と思っていました。<BR>でもこの本を読んで、冷えが原因で、子宮ガンやリウマチといった<BR>怖い病気になる可能性があることを知り、衝撃を受けました。<P>本書では、生活習慣や症状別に冷えを解消する方法が<BR>詳しくアドバイスされています。<BR>靴下を重ねばきする、腰湯につかる、といったポピュラーなものから、<BR>冷えに効くツボや体のゆがみをとる体操までさまざま。<BR>さらに、「花粉症やアトピーなどアレルギー体質の人は、<BR>紅花油やコーン油は控えてゴマ油を」といった興味深い情報もあり、<BR>最初から最後まで飽きることなく読むことができました。<P>文章が語り口調なので、診察を受けているような、<BR>ゆったりと癒されるような感覚で読めますよ。<P>冷え症の人はもちろんですが、そうでない人もぜひ。
冷え症だなんて、なんだかおぼさんぽくてダサイ…。私は冷房も強いし、だいじょうぶ。なーんて思っていたら、今年の7月の猛暑の時期、実は身体が冷えているので、腰が痛いとわかった。<P>この本を読むと、腰痛ばかりでなく、あらゆる症状、ビョーキの原因に冷えが原因となっているとか。冷えを予防し、身体の声を聞きながら、生活することは、自分の身体を自分のものとして、しっかり生きることにもつながるってことが、よくわかる。<P>サプリメントを口に放り込む健康法よりスマートじゃないし、少々、面倒。<P>それに、著者の田中美津氏が具体的にアドバイスする冷え対策は、スパッツ2枚重ね履き!これじゃあ、王子さまが現れてもダメじゃん!?と思ったけれど、実践してみると、なるほど、いかに自分が冷えていたかがわかってきた。絹のスパッツならば、意外と暑くなくて、いい感じ。<P>便利や快適(に見えるもの)さと引き替えに、身体に無理を強いていることに気づいて、フツーに暮らそうとしても、仕事をしながらの忙しい毎日では、少々、面倒。だけど、この面倒さを省いて、身体の声を聞かないようにしていると、後からツケを払わなくてはならなくなるのね、ということも納得できる。<P>語りかけるような文体で、明るく養生、元気に不摂生を提唱する本書は、何かと忙しく、不調を感じてイライラしがちな働く女性におすすめ!