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| THE マクロビオティック
(
久司 道夫
)
マクロビオティックという言葉は前から気になっていて、今回どんな本があるか調べてみたら久司道夫氏が何冊も出されているのを知り、それならいっそのこと、とこの本を購入しました。東京の大きな書店で直接中身を見ようと思ったらビニールがかけてあって直接見ることもできずに買うことになりました。<BR> 他に出されている普通の生活の中で使うレシピ集とは趣がまったく違い、中に写真は一切ありません。マクロビオティックの沿革、アメリカでの研究状況、各界での取り上げられ方から始まり、マクロビオティックの考え方、中ほど300ページぐらいは病気ごとの原因、マクロビオティックでの対処方法・実例などが載っています。一番最後150ページぐらいは標準的なマクロビオティック食事法ということで普段使えるレシピが載っています。<BR> よって、体の不調を抱えていてそれに対処する食事療法に興味がある、という強い動機のある方や、すでにマクロビオティックに関してある程度実践されている方向きと言えると思います。きれいな写真を見てとりあえず日常生活で作ってみたい、という人向きではないと思います。(本自体が大きいので、台所では使いづらい)<BR> なお、この本の原書はアメリカで英語で出版された『The Macrobiotic Path to Total Health(アメリカ・バレンタイン出版社)』でアメリカで読まれることを前提として書かれていますので、レシピの中でもたとえばおにぎりに関する説明のところで日本人には自明のことが言葉で具体的に書かれていたりします。著者夫婦が各地を講演などで巡った過程で得た経験を織り込んでまとめた集大成の本ということです。
マクロビオティックの本をいつになく熱心に読む妻に恐ろしささえ感じていました。本棚に何冊も並んでいます。そんな彼女がこの本を待ち望んでいました。「これまでの本のように物語風ではなくこれはバイブルのような感じがする」と彼女は言っています。私は「百科事典」のように思います。オーガニックの原点、一家に一冊(オーバーか)。妻はスープ作りに余念がありません。
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