渋谷・グアム・代官山で撮られた写真で構成された写真集。<BR> 広末涼子さんが、10代の頃は清純派だけど芋っぽかったのに、この『Happy20thBirthday広末涼子写真集―ヒロスエ、ハタチ』では垢抜けて艶が出て綺麗になっています。<BR> 構図が考えられているし、写真から写真家の藤代冥砂さんの感性が滲み出ているし、モデルの広末涼子さんが美しい色使いで撮られていて、モデルと写真家の相性が非常に良いと感じさせる写真集に完成されています。<BR> 作家の矢作俊彦さん・この写真集の写真を撮った写真家の藤代冥砂さん・『POPEYE』の編集長の清水一彦さん・現場監督の栗山圭介さんが、広末涼子さんを語っているのが興味深い。<BR> 広末涼子さんの文章も有りますよ。<BR> 作り手(広末さんも含めて)の広末涼子さんと写真集に対する愛情が、読み手に伝わってくる写真集。<P> ファン以外にも視て欲しい写真集です。
古本屋にならぶアイドルの写真集はなんとなくむなしい。アイドルなんて使い捨てか…なんてちょっとだけ思ったり。モーニング娘。をプロデュースするつんく♂さんはインタビューで、アイドルとは「失敗の歴史」なんですよね、と語っているけれど、うなづけます。<P>前置きが長くなりましたが、この写真集、そんな侘しい世界を少しだけ飛び出したような作品です。理由は藤代冥砂さん。50ページに載っている冥砂さんによる短い文章は、今まで読んだ広末に関するどの文章よりも感動的。全文素敵なのですが、あえて引用しますと「変化を彼女は恐れたりしないだろう。彼女が移っていく様を、時々写真にできたらいいと思う。(中略)少しずつゆっくり撮りためて、一人の人間の記録として素晴らしいものが残るに違いない。後世の人に、私たちの時代の人類のいいサンプルとして」そんなゆったりした時間が流れる「アイドル写真集」って珍しいかも。<P>構成を大雑把にいいますと、きらびやかな芸能界に生きる広末・南の島?で静かな時間をすごす広末・代官山で身近なオフを楽しむ広末、となってます。個人的には、広末涼子さんは街に映える女優さんだと思っていましたので、代官山でのショットはとてもよかったです。
それは、2年前の夏、コンビ二に並べられたこの写真集。<BR>ページをめくったら、広末涼子に恋していました。<BR>あれっ、こんなに彼女、魅力的だったけ?<BR>首筋がとても美しいと思った。<BR>少年のような肢体だけれど、やっぱり女の人の美しさ。<BR>CMや広告で見るよりも、ちよっと寂しげだけれど、やっぱりかわいい<P>広末スマイル。このときの、彼女のこの表情はわたしの中で、トレード・マークになってしまったくらい。<BR>これから彼女は、どう進んでいくのだろう?<BR>それは誰にもわからないけれど、いつか、また広末涼子と藤代冥砂が<BR>おなじ時をすごし、それを写真集にしてほしいと、つよく思う。<BR>そして、また彼女に恋をしてみたい。