おもわず、声を出して読みました。詩、文章も良いが挿絵にも感動。<BR>言葉でうまく表現できないが、お腹にドンと来る感動というか、今まで味わうことのなかった余韻が頭の中に広がった。
自然の声を聞く、自然を敬う、そして自然の中で生を全うする。<BR>私たち日本人の当然であった事を今、真っ正直に、淡々と生きている<BR>その深さ、彼等の知恵と勇気とその心に灯る言葉に打たれました。<P>誠とか存在とか生きるとかに何か言葉が欲しいときに読んで欲しい。<BR>私はクリスチャンですが彼等の哲学(考え方)には深く共鳴するところがあります。
今日死んでもいいなと思えるということは、二つの可能性が考えられる。<P>まず、最高に嬉しいとき。これは今の日本でもあることで、恋人ができたり、試験に合格したり、まあ色々だ。<P>そして、悠久の時の流れの中で自分と他人の間の境が失われ、世界と一つになったとき。これは幼い頃稲作を手伝い、そのときにぼんやり世界を見上げてそのときに感じたと、今にして思った。この本を読むと甦る。<P>はじめのひとつながりの文章から、この人の感覚は、僕に無いし、ほとんどの日本人に無いのではないかと思った。<BR>文明の発達とともに、忘れてしまったというよりはむしろ、きっとそこにおいてきたのだ。<P>この本を読んで甦る。