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CPUの創りかた ( 渡波 郁 )

私が学生のころ、Z80でワンボードマイコンなど作っていたころ。<BR>そのころすでにCPUはブラックボックスでしたが、それでも「レジスタ」や「アキュームレータ」からなるCPUの構造を解説したり、ゲートIC使ってアダーを作る本はわりにありました。<P>当然それを見て実際にCPUを作るわけではありませんが、それを見ながら回路図を描いてみたり動作を追ってみるのはおもしろくもあり、回路への理解も深まりました。<P>でも最近って、コンピュータを自作とかいいながら、実際はCPUやマザーボードの商品知識ばかりですよね。<BR>こんなとこにも理科離れ。(^^;)<P>そんな納得のいかない気持ちがスッキリとする、久々にハードにロマンを感じる本です。<BR>解説の文章も、そのあたりのことが非常にわかってる書き方がされています。<BR>入門の人だけではなく、そういう時代を生きた人にも楽しめる本です。<P>噂のイラストですが(^^;)、そういう世代の人って案外ヲタク世代とカブってたりして、おもしろく読めるんじゃないでしょうか。<BR>まぁ、受け付けない人もいるので、顧客を絞ってしまってる、という見方もできますが。(^^;)<P>ただ、中身は案外ソッチ方面にはあまり深くないので、ソッチ方面だけに釣られた人には物足りないかもしれません。その中途半端さだけが残念です。

デジタル回路実際作成するときに、必要な予備知識を解りやすく解説<BR>「とりあえず作ってみよう」というトップダウン的な書き方なので<BR>眠くなりがちな論理回路の話も何が目的で知っていないとダメなのかが解り<BR>苦にならずに読み進めれるとおもいます。<BR>表紙からは想像つきにくいですが、かなりしっかりした論理回路の入門書だと思います。<P>ぜひ、電子工学専攻の学生さんに読んで欲しい一冊だとおもいます。<BR>(これで、大学の講義が楽しく聞けること間違いなしですw)

これは名作! 内容が高度だというわけではない。が、ブラックボックスとなっ<BR>てしまいがちなCPUというモノを、きわめて単純で機能が制限されているとはい<BR>えIC 10個で創ってみせ、現実の目に見える形にして提示するという離れ業、別<BR>の言い方をすれば力業、がすばらしい。<BR>自分でもやってみたくなってしまった。<P>ただし、この表紙には、ちょっとひいてしまいます。

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