ノンフィクションながらもスタイルはエッセーと小説の中間という感じで、笑いのツボを押えつつもホロリとさせる不器用なロマンチシズム、オーケンのそういう部分が好きな人には絶対お勧めの本なのです。<P> 筋肉少女隊がデビューしたバンドブームの頃を伝える本書には、沢山のビッグな人々の名前がズラリズラリと並んでいる。今ではすっかり「大物」となり寧ろ落ち着いた大人に見える彼らも、その頃はアイデンティティー・クライシスとばかりに自分をいかに表現するかに必死である。その辺を読むと、こう、「ああ、この人たちは一時代を築いたんだなー」とか「私もそうだったし、みんな若いときはそうなんだよね」と感慨に耽ってみたり。<BR> 地味な存在ながらこれは青春文学の傑作かも知れませんよ!
あんな恋愛を僕もしてみたい。<BR>そして、流されないように自分の道を歩んで生きたい。<BR>何がやりたいのか、何をしたいのか、どうしたいのか、やりたい事が無いのか、なにができるのかをこの本を読んで考えて欲しい。
大爆笑、笑いが止まらない、なのに詩的で切なさにあふれている。バンドブームを知っているヒトも、そうでないヒトも、是非手に取ってみて欲しい!