現代の高校生の主人公が異世界の魔法学院の生徒である貴族のヒロインの使い魔として召喚されてと結構ベタ(?)な設定から始まり、何となく全体の流れや雰囲気(?)が単純という感じで、話はファンタジーの世界の中で進むのですが不思議と親近感があってキャラクターも魅力的でとても面白いですし絵も良くてとても好きな作品です。特にボーイ・ミーツ・ガールの話が好きな方におすすめです。次の新刊が楽しみです。
私、この作者が管理人として自分のサイトで「とき○きメモ○アル」のヒロインとの妄想日記を書いていた頃からのファンです。<BR>それから何年も経たないうちにこの管理人はネットの人気を買われてゲームのシナリオライターになり、「グ○グ○」「カナ○ア」を発表して、その小説版まで書きました。(私はまだ読んでいませんが)<BR>ネット上の有名人がいつの間にやら出世していく様に驚かされました。<P>さらに何年か後、これがその何冊目かの小説。<P>今回初めてこの人の書いた本を読んでびっくりしました。<BR>なんて真っ当な少年モノを書いてるんだ、と。<P>主人公は一介の高校生。突如、異世界に召還されて女の子の使い魔にされてしまう。その世界は一言で言えば「魔法の存在した中世ヨーロッパ」。<BR>貴族と平民、王制派と共和派、アルビオンの王子にトリスティアの王女、レコンキスタ、伝説の使い魔ガンダールフ、喋る魔剣デルフリンガー、サラマンダーにゴーレムにファイヤーボールにレビテーション。<P>なにより読んでいるこちらが赤くなるほど真っ当な少年の成長物語<BR>勝てない相手に真正面からぶつかっていく主人公。<BR>悔し涙を流して立ちあがる主人公。<BR>「勝てるから戦うんじゃない、戦わなければならないから戦うんだ」<と、心の声が<BR>そして目覚める神秘の力。<BR>少年マンガの主人公、かく有るべし。<P>いずれ数万の敵に立ち向かうことを運命付けられた主人公と、大きな物語を書こうとして(編集者に邪魔されて)あがく作者にエールを送りたい。<P>がんばれ、サイト。
魔法の成功率がゼロに近い少女に、使い魔として召喚されてしまった少年が、いたぶられ罵られなじられ苛められながらも奮闘するラブコメファンタジー。<BR>盛り上げ方やキャラの使い方に拙い部分は見られるが、サクサクと読み進められるテンポの良さと、ヒロイン・ルイズの魅力を評価。<BR>あまり難しいことを考えず、肩の力を抜いて楽しめる作品。続刊にも期待。