アニメ版はあまりに評価が低いので見ていないのですが、原作をやりこんだ僕としては、多少の物足りなさを感じます。<BR>ですがそれは、奈須さんの濃密なまでの文章表現を漫画で表現するのが難しいからであって、漫画としては話もまとまっており、絵も綺麗なので、かなりの良作だと思います。原作の雰囲気もかなり再現されていますしね。
ゲーム・アニメどちらの月姫も全く存じないのですけれども(進行形)、興味深い作品だと思います。<P>主人公は、どんなものでも簡単に壊すことができそして人さえも簡単に殺せる能力(眼)を持つのですが、<BR>それ故に抱える闇と狂気を孕んだ自分の影の部分に葛藤します。<P>そして、何の衝動か狂気から殺人を犯してしまうのですが、殺した相手は人ではなく吸血鬼。<BR>その吸血鬼のヒロイン(と思しい)は自分を「殺した」代償としてか、或いはまた別の意図もあってか主人公に助力を求めます。<BR>(当面の目的は巷を騒がす連続殺人の元凶である吸血鬼退治のようです)<BR>話の流れとしてはこういったものになります。<P>多くを語らず、科白を介しての解説もあまりありませんので良く分からない設定やキーワードがありますが、<BR>それを「原作を知らない人には情報不足・不親切」と受け取ることもできるものの、流れとしてはむしろこの方が自然だと感じますので<BR>中長期的な視点で捉えると今後に期待できるのではないかと思います。<P>結論を急ぐ、または少年漫画の解説の入った丁寧な語り口がお好みの方には向かないかも知れません。<BR>しかし、そうでなければ雰囲気という抽象的なものも含めて面白いと感じて頂けるかと。
ストーリーが斬新で先が見えない作品です。原作は知らないのですがなかなか楽しめます。少々強引なところもありますが(私はどうもアルクウェイドの行動が理解できない・・原作を知っていたら納得するかもしれませんが)それを上回る面白さで飽きさせません。少し興味を持ったので原作を調べてみたら同人ソフトだったんですね。今は発売元が会社化しているみたいですが。もう原作は発売しておらず、オークションで観てみると定価の10倍していました。どうやら原作はとんでもなく面白いようです。この本の先も楽しみになってきました。