構成をもう少し何とかしてほしかった。<BR>この巻の最後に掲載されていたシリアスな話は、むしろ巻頭に持ってくるべきでは。<P>前半にギャグで最後にシリアスという流れで、頭のスイッチの切り替えに戸惑わされるよりは、<P>1~9巻のシリアスストーリーから続く形で今回の書き下ろしエピソードという流れの後に、ギャグモードへと入っていった方が良かったような気がする。<BR>もしくは、ギャグの話はギャグの話だけで文庫発売して欲しかったかも。<BR>『電撃ヴんこ』や『電撃h』といった海賊版の雑誌でならともかく、<BR>『灼眼のシャナ』というシリーズの文庫本の中にこういう話を掲載するのは正直どうなのかぁとも思いました。<BR>表紙は今までで一番カッコ良くて、気に入ってるんですけどね。
今回の作品は、ドラマCDの中にあったものを小説へ移し、番外編として書いてます。今まで出てきたキャラが総出演。勿論作者や編集者さんの裏話も聞けます。そして今回の目玉は「しんでれらのしゃな」!これは見て損なし!<P>もう笑って笑って・・顔が元に戻んないくらいに爆笑しました。(笑)<P>にしても相変わらずの主人公のモテモテっぷりには涙もんですわ。少しくらいわけてくれやーー!!(泣)
今回は初の短編集ということだったのですが、作品は三つです。そのうち二つは既に一度世に出た話だったらしいです。<BR>最初の二つはこれがシャナなんだろうか?というぐらい本編のシリアス度とはかけ離れたものでした。しかも敵味方含めて全員性格が本編と異なってるし。すごくコメディ風です。本編のイメージを壊したくない人は読まない方がいいかと思いますが、そこまで酷くキャラが壊れているわけではないのでいけると思います。個人的にヘカテーが気に入った。<BR>もう一つは悠二と出会うほんの少し前の話。戦闘シーンは少ないのですが、シャナが初めて人との絆に興味を抱いた話。本編の外伝だけあって真面目なストーリーです。<BR>あと一巻で討滅されて全く出番がなくなったフリアグネとその憐子マリアンヌによるコメディ風の質問コーナーもあります。<BR>とにかくシャナが好きな人は一度読んでみることをおすすめします。