旧版も改訂版もありますが、少々内容に差異があります。<BR>製品紹介の方法も前者ではシリーズ毎に全般説明されて<BR>いますが、後者では、機種説明を掘り下げているようです。<P>前文のLAN概要には、相違がないため、目次を見て<BR>目的にあった適切な書籍選択下さい。
旧版ではほとんど書かれていなかったスパニングツリーやVTP(VLAN情報管理共有プロトコル)等について、気合を入れて加筆されています。また、執筆者にTAC(トラブル対応専任部隊)の人を10名ほど(巻末の著者紹介から推定)追加しており、彼らの生のノウハウが込められているのは貴重な本だと言えるでしょう。また、Catalyst 6500 SUP720、4500、3750等の新製品に関する情報が追加されているのは、翻訳書には出来ない芸当ではないでしょうか。(ちょうど1年前の出版なので、SUP720-3BやSUP32等の新ハードウェアや、新しいSupervisor IOSと新機能が多数出てしまっていますが...) LAN初心者の方には、Part Iでネットワークの基礎をおさらいしているので、敷居は低いと思います。マニアックな方には、Part IIでこれでもかというくらいDeepにCatalystの内部構造が書かれているので、これで満腹にならないのはCisco社員と販売代理店やユーザの一部の方々だけでしょう。Part IVは、現時点でも最先端ですね。翻訳書でCatalyst 6500サービスモジュールについて記述したものは、存在しないのでは?
旧版ではおざなりに書かれていたスパニングツリー、VTP(VLAN管理共有プロトコル)等が、非常に詳しく解説されています。また、筆者にCisco TAC (トラブル対応専任部隊)の人が10名ほど入っているので、旧版とは桁違いに充実した内容になっています。さらに、Catalyst 6500 SUP720や4500、3750等の新製品についてもいち早く(出版から1年過ぎたので、さらに新製品が出ていますが...)説明しているのは、翻訳ものには出来ない芸当ですね。旧版をお持ちの方もぜひ手元に置かれることをお勧めします。また、LANについての初心者の方にも、Part Iでざっとネットワークの基礎を解説しているので、敷居は低いと思います。Part IIは、Part Iとうって変わって超マニアックですが.... Part IVのCatalyst 6500サービスモジュールの解説は、最先端ですね。(洋書でもないんじゃないかな)