一見難しそうな音楽理論ですが、この書籍ではそれほど難しい解説はしておらず、作曲に挑戦したいと思っている人には良いかと思います。<P>ギターコードも出てきますが、著者がキーボーディストなので、5線譜がたくさん出てきます。また、作曲といってもクラシックやポップミュージック向きなので、タブ譜しかわからない人、簡単に作曲をしたいと思っている人、パンクロックを作りたい人には、ちょっときついかもしれません。
タイトル通り、作曲に必要となる音楽理論の解説書です。ユーモアに富んだ文体で分かりやすく説明されており、理論書にありがちな重箱の隅をつつく難解な記述は有りません。あくまで実践的な理論の解説に留めてます。<P>筆者はキーボーディストですが、特定の楽器のために書かれた本ではありません。(コードの解説にはギターのコードチャートも使われてますが)ドラム譜の読み方やMIDIの解説にもページを割いており、作曲に必要な総合的な知識を広く身に付ける事が出来ます。<P>シンプルで読みやすい文体だけに、人によっては説明が少々足りないと思われるかも知れません。モードの知識までは必要無いですが、インターバルやコードの構成音に関しては最低限勉強した上で読むと、理解が深まって楽しめると思います。