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| 同級生。
(
小栗 旬
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冒頭50ページは、撮りおろしのフォト。種子島の自然を背に、日焼けした、たくましい姿を見せてくれます。ぴょんぴょん飛びはねる、元気な表情も健在。<P>後半70ページは、いろんな人たちとの対談集。対談相手の条件はひとつ、「小栗くんと同い年」。左官、美容師、ホスト、看護師、フリーター、学生兼・母など、本当に色々な22歳が登場します。<P>小栗くんのファンの中心は十代の女の子のはず。彼女たちはこの本を読み、インタビュアー役の小栗くんの目を通して、様々な"先輩"たちの姿を知るでしょう。そうして知ったことは、自分の進む道にも影響するでしょう。そんな想像をすると、なんだかワクワクしてきます。<P>最新のコメントなら、月々の雑誌で読めるし、公式サイトだってある。小栗くんの生い立ちは、ファースト写真集に詳しく載ってた。普通のタレント本なんか、これ以上いらないよね・・・と思ってしまう、私みたいに意地悪なファンも、こういう企画なら面白い。単行本にしか出来ない内容、ちゃんと"金を取れる本"、だと思います。<P>真面目に語るページもありつつ、終わり近くには、小栗くんの親友たちが登場。にぎやかにおしゃべりしています。男の子の友達どうしって、いいなぁ。ばかなことして騒いで、けなしあって、そのくせ相手を思い合って、絶対に裏切らない。女にはちょっとまねできないな。うらやましい。<P>小栗くんはとても丁寧に、相手の話を聞きます。だけど時には、相手よりたくさんしゃべってしまったり、いまひとつ話が弾まなかったりします。俳優の仕事や、ファン注目の恋愛について、本音も多発します。小栗くんの話ばかりではないのに、逆に彼の人物像は、とてもよく見えてきます。<P>第一、こんな面白い企画を、自分から編集者に発案したのだから、「オレが思いついた」といばっていれば良いものを、前書きで、元ネタを堂々と書いてしまうとは。(某・国民的"イイ男"が、テレビで同世代と対談していて、自分もやりたいと思ったそうです。)この率直さ、小栗くんらしくて大好きです。逆に後書きは、最近亡くなられた、仕事での恩人へのメッセージが綴られます。結びの一行に涙。
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