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| Design rule index―デザイン、新・100の法則
(
William Lidwell
Kritina Holden
Jill Butler
小竹 由加里
バベル
)
「一貫性」「形態は機能に従う」「読みやすさ」といった話が、見開き2ページずつ展開される(左ページに文章。右ページに図解)。デザイン用語の意味や、デザインテクニックの有効な使い方、注意点などが書かれている。<P> デザインといっても、この本での範囲はグラフィックやプロダクトにかぎらない。「安全性」とか「エラー」といったテーマもあるので、企画、開発、展示などに関わる方が読んでもタメになると思う。<P> 出てくる用語は目新しいものが多いけれど、書かれてあることは「言われてみればたしかにそうだ」と思うことがほとんど。たとえば「美的・ユーザビリティ効果」は、美しいデザインは美しくないデザインよりも使いやすいと思われるという効果についての話。「費用便益分析」は、費用がかかる行為は、費用と同じかそれ以上の便益があるときに推進されるといった話。つまり、新しいことを一から学ぶというよりも、なんとなくわかっていたけれど頭にまとまっていなかったことを整理する、といった感じ。<P> 本の使い方としては、おもにふたつあると思う。<P> ひとつ目は、一冊を通しで読む、ふつうの読み方だ。まるまる一冊をマスターすれば、そうとうデザイン能力は高まるだろう。<BR> ふたつ目は、とりあえずささっと眺めておいて、当てはまりそうな場面に当たったら、そのページを詳しく見るといったこと。買ったパソコンソフトにどんな機能があるのか、まず説明書をざっと読んでおくようなもの。<P> デザインを志す方なら、ほとんどのテーマが役に立つものだろうし、読む価値はじゅうぶんにあると思います。
へー、そうなんだー、ということが多い100個。一見<BR>デザインの雑学ってかんじだが、知ってて損はない内容<BR>だと思う。<P>中には、本当かー、それは本当なのかー、と思えなくない<BR>項目もあるが、内容を読むとなんだか納得できてしまう。<P>こういう本がきっと、本棚に1冊置いておきたい本、ってやつ<BR>なんだろう。
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