3DCGを本格的に始めてみようかという初心者の方にはなかなか親切なテキストだと思います。無機物を描くノウハウはある程度の段階まで親切に教えてくれています。直線を基本とするインテリアデザイナーを目指す方にはいい本かと。<BR> ただ3Dの人間キャラをこれから作りたい方には不向きかもしれません。肝心な所を指導してくれませんので。
大幅な進化が施された「Shade8」を解説した指南書。<BR>基本的な制作方法からアニメーション作成、人物CG作成ソフト「POSER」との連携など、Shadeの機能が端から端までまんべんなく解説されている。<BR>オールカラーで見やすく、ふんだんに盛り込まれた写真による視覚的な理解しやすさが嬉しい。<P>パレットのキーを1つずつ取り上げ、それによって起こる効果や変化を丁寧に解説しているので、<BR>「ここをいじるとどうなるのか」という疑問がすごくスムーズに解決される。<BR>今までは「何となく」で使っていた効果の意味をきちんと理解し、操ることができるようになった。<P>「Shade入門書」としての使い易さは抜群だ。また、既にShadeユーザーの方も、「8」の新機能の理解と疑問点の解消を得ることができる。手の込んだ技法や美しいディテールを扱うための技術的な「土台」を形成するには必携の一冊。少々割高な感じはするが、中身からすれば十分お得な値だと思う。