8人の温泉通がリコメンドする温泉宿ガイド本。<BR>8人それぞれが温泉を番付表でランキングしている点が面白い。<P>温泉番付というものが江戸時代からあったというのには<BR>驚きだが…<P>江戸時代から湯治の旅というのが庶民の間では存在し、<BR>「七日三まわり二十一日」、つまり21日間の湯治が<BR>最も効果的だとか。<P>うらやましい…次はどの温泉宿に泊まろうか、<BR>計画を練るときに便利だ。
~“温泉教授”松田忠徳、“温泉チャンピオン”郡司勇ほか、野口冬人、竹村節子、八岩まどか、井門隆夫、門上武司、大塚治雄の8名が、各々の視点から見た温泉(宿)番付ならびにコメントを発表し、総括として8名合算の湯宿番付を発表するという趣向の本である。<P>相も変わらず理論と具体例が矛盾する松田忠徳のコメントは何度読んでも楽しいし、“温泉マニア”~~郡司勇は、湯宿においても泉質こそすべての姿勢を貫いている。特に松田と郡司が共に推薦する宿が極端に少ない点は興味深い。ただし、この超個性的な方々8名の総意となる総合番付はどうみてもうまくまとめきれているとは言えず、その点に少々不満が残る。新しい試みとして評価したい。~
適当に判断しがちな、温泉の質、清掃状況から効用、湯の色、温泉旅館が料理情報と一緒に載っていて、とても便利!かたっぱしから、はしごしたい!!