Rの入門書+Tipsです。<BR>第1部(R入門)と第2部(R-Tips)に分かれています。<P>第1部は、手際の良い入門ののち、関数、数値計算(行列操作)、シミュレーション入門(コイン投げ、モンテカルロ法など)、グラフ、統計解析(回帰分析)、などの解説があります。<BR>第2部は、データ型(リスト等)、配列の議論、関数とプログラミング、再帰、デバッグ法、データ入出力、実に様々な統計解析の解説、グラフの作図などです。<P>現在、入手しうるS-PLUS/R関連の日本語の本のうち、もっともすぐれた本と言えます。<BR>ことに統計学を学びたい人には、いちばんの本です。買って絶対にソンはありません。<P>「RやSの構文は独特だが、多くの部分がLispの一種であるSchemeに類似している。」(p.3)<BR>という部分が、個人的には面白かったです。
ネット上でのみ公開されていた舟尾さんの労作「R Tips」が、めでたく本になりました。<BR>ネット公開版は辞典のように盛りだくさんな内容ですが、本になったものを見ますと、内容を絞り込み、<BR>より初心者にやさしい内容になっています。練習問題つき、というのも素晴らしい試みと思いました。<BR>これから続々とR啓蒙書が出てくることが予想されますが、その良い見本となる本と言えるでしょう。<BR>著者紹介の写真はサンプラザ中野みたいですね(笑)