ぶ厚いです。ほとんど字ばかり。それぞれの生い立ちが、とても細かく語られていて始めて知る事も沢山ありました。略歴などでは「パブリックスクール出身の6人組」と紹介してあるものもありますが、この本を読むと階級制度の残るイギリスで彼等がいかに努力し闘ってきたか分かります。訳仕方には若干違和感を感じるので星4ツ。パイソンズの幼少~現在のカラー写真が載っていて貴重な一冊です。
モンティパイソンは面白い。30何年も前のコメディなのに今見ても面白い。時代背景について,イギリスについて,パイソンズについて,何の予備知識がなくてもたぶん面白い。でも1の知識があれば1,10の知識があれば10,100の知識があれば100だけ面白くなるのです。この本はまずそのために絶大な威力を発揮します。<BR> もう一つ,パイソンズという奇跡的な集団が,どのように生まれ,生き,消えたのか,そしてなぜ再結成しないのかということが,この本を読めば生き生きと浮かび上がってきます。それは,目からうろこが落ちるだけでなく,人間ドラマとして感動的でさえあります。<BR> 訳文は読みやすく,注・解説は充実,写真多数。この値段は高くないです。