これまでの多くの人がこの本の利点を評価されているので、敢えて言うまでも無いでしょうが、やってみてさすがに定評のある本だなと、その一言につきます。<BR>TOEICもやはり、人間の作った試験ですから、おのずと傾向が偏りがちになりますし、その部分を繊細に分析した内容が前書と続編であるこの本に載せられています。<P>最近では、問題集が多く見かけるようになりましたが、問題集をこなす前に長本氏の文法書をやっておくと効果は絶大です。<BR>リスニングは、スコアを伸ばすのに即効性というのは、なかなか難しい部分がありますが、文法に限っては可能だという事を教えてくれます!<BR>短時間で最大限の効果をもたらしてくれるという事を断言して良い本であると思います。
名著「総攻撃」の続編。前著であまり触れられていなかった仮定法や関係代名詞、倒置などが主体ですが、やっぱり鋭い内容がきちんと整理されていてとても役に立つのは同じ。この2冊でTOEICのパート5・6のパターンは(当然ながらボキャブ問題以外は)カバーされていると言っていいと思います。<P>本書は前著と同様TOEIC形式の「選択式」だけでなく、「書き取り」(懐かしい響きですが)問題が多いのですが、これは面倒がらず、机にむかい、直接書き込んだり解説だけ流し読みするのでなく、ちゃんと別にノートを用意してやっていきましょう。けっこう実力があるひとも本書で再確認できることは多いはず、それくらい高いレベルまで網羅しながらかつ読みやすい理想的な参考書です。
ここまで詳しく解説してくれているTOEIC対策の文法書が他にあるだろうか。豊富な例文と解説。痒いところをついてくれる笑える解説。力のある本だと思う。姉妹書の「急所」と共に定評を得ている本だけあった。TOEICを相当ご存知とお察しした。この著者は英語ができるだけでなく、それをわからない人に伝える術を持っている。TOEICライクな実践問題にも大いに学ばせていただいた。巷の本の多くにまさに問題だけ適当に散りばめたものが散乱するなか、郡を抜いて目立つ秀作である。