この本の素晴らしいところは、十年経っても「英語の基礎とはこれだ」と言える内容をぎっしり詰めていることである。私は受験生時代に出会ってから、改訂版が出たので買い足したが、その内容はさらに濃いものになっている。受験生を対象とした英文法参考書だが、何をやったらいいかわからない受験生は「まずこの本を読むこと」から始めてもらいたいと思う。丸暗記主義ではなく、文法の理屈を的確に押さえている点で文句なしの一冊である。英語の勉強をやり直そうと思っても文法事項を全く忘れてしまっている、そんな人にもこの本を通読されることをお勧めしたい。比較構文など、構文の解説が詳しく、時に「基礎の確認」をするのに絶好の本である。
英語の苦手な受験生、英語の勉強を再度始められる社会人の方に<BR>最初に手に取って頂きたい本です。<BR>この本を初めて読んだのは受験生の頃でしたが、<BR>高校で「公式」や「慣用表現」の一言で片付けられていた事柄が、解り易く<BR>説明されているのには驚きました。改訂版も購入しましたが、読み易さ、<BR>解り易さは、以前と変わりませんね。<P>ただ、紙数の関係でしょうが「細かいが重要なこと」が抜け落ちて<BR>いる感は否めません。読み終えたら、他の講義形式の文法書か問題集に<BR>進まれるといいと思います。
サブタイトルに「高2~大学入試」とありますが、私の周囲のTOEICを勉強している知人たちがこぞって薦める参考書だったので、ある日、書店で立ち読みしてみたら「こんな日本語だらけの参考書なのにどうして???」と思いながら、しばらく買わずにおいておりました。<P>ところが、あとでやっぱり気になったのでAmazon.co.jpで思い切って購入(上下巻をあわせた"英文法TRY AGIAN")してみたところ、こんな英文法の本にもっと早く出会っていたら!というほどの内容で大満足でした!<P>なんといっても、「英語を英語で理解するようにはどう英文をとらえるか」ということを、英文法の例題を通じて、こと細かに解説しているところが感心いたしました。読み進めるうちに「ああ、英文を読みながら"英語でものを考える"ためには、こういう勉強をしたらいいんだな」ということが、本当によくわかるようになりました。<P>ともすれば英語とは「暗記の教科」と捉えられがちなのですが、この参考書を読むと、私のようにその考えが一変することを保証いたします。<P>ですから、この本は、立ち読みレベルではなく実際に読みこなした人にしかわからないことだと思いますが、平易な解説文からは予想不可能なほど内容は実に深いです。「英語を英語で考え、理解したい」中・上級者向けにも最適な参考書だと思います。