「週刊朝日」に連載された「ウォッチ性愛本」は、荒川洋治のなかでも、<BR>幻のエッセイとして知られていた。この連載期間中に、『夜のある町で』<BR>『本を読む前に』といった珠玉の作品が産み落されたことは記憶に新しい。<BR>こうして1冊の本になりあらためて読んでみると、エロティックな引用の<BR>箇所とおおらかな語り口が相まって、意外なことに、ジャン・ルノワール<BR>を彷彿させるような味わい深さが感じられる。<BR>俵万智、山田詠美、藤本由香里、姫野カオルコなど、女流作家の引用が多く<BR>見られるのも本書の特色であり、女性たちが書いたセックス観を前にして、<BR>男性の著者が、ときに温かく、ときに率直に自分の考えを披露しているのが<BR>とても印象的。その意味で、これは、女性に読んでほしい1冊だ。<BR>収録されている詩は、先頃、第13回萩原朔太郎賞を受賞した詩集『心理』に<BR>つながる。
~装丁がおしゃれだったので、買いました。<BR>Hな内容にびっくり。でも、楽しく読めました。<BR>「はーあー、性癖っていろいろ…」とか、<BR>「はーあー、おばあちゃんが…」とか、<BR>「はーあー、あの小説にこんなラブシーンが…」とか。<BR>未知の世界を見させていただきましたって感じです。<BR>荒川洋治さんってあまり知らなかったけど、<BR>内容から、あらゆるジャン~~ルの本を読み尽くしている人らしい。<BR>すごいなーーーって感動しました。<BR>女の子が買いやすいデザインだから、部屋においても恥ずかしくないし、<BR>いろいろな本を読んだ「気分」になるのでオススメです。~