2003年9月から2004年2月までの、高山なおみさんちのごはん。<BR>りうちゃんの独立後、日記がトーンダウンしていた気がしたのですが、<BR>カメラマンのたまご「ちよじ」さんという居候を迎え、<BR>高山さんの日常に、さわやかな風が吹き込んできたようです。<P>「全然いやらしくない、ネルのネグリジェ」を愛用するちよじさんは、<BR>りうちゃんと同じ年の女の子。<BR>高山さんの家に、すーっと溶け込んで、<BR>料理のアシスタントとして、暮らしの相棒として、<BR>いい感じに加わっている様子が、読んでいてワクワクします。<P>「クウネル」とか「天然生活」のスピリットの部分を満足させてくれる本だと思います。<P>真夏の発売なのに、真冬の日記ってどうよ?という意見もありそうですが、<BR>夏に読んでも、しっくり来てしまうのが不思議。<BR>私の寝る前のお楽しみ本です。
日々ごはん①②③が大好きだったので、④が発売されているのを知って即買いしました。読むのがもったいなくてわざとスピードを緩めて読みました。なおみさんの、ゆったりとしていて、それでも喜怒哀楽に素直な文章がとても心に染み入ります。前巻まで濃く描かれていた、なおみさん、スイセイさん、りうさんの関係が暖かくて大好きでした。りうさんが家を出て行ったのが寂しいなぁ、と思っていたのですが、今回は新しい居候のちよじさんが登場して、また新たな人間関係が生まれていました。なおみさんは、自分の周りにいる人、関わっている人に本当に愛情を持っているのだな、そして愛されているのだな、としみじみと思います。<P>なんといっても日々ごはんを読んでいると自分も台所に立ちたくなります。野菜を触りたくなります。そして、一番感銘を受けたのは、「味噌汁ってこんなにもバラエティー豊かなんだ!」ということ。入れる具とその組み合わせが、私にはあまりに新鮮で、「味噌汁って自由だ!」と強くつよーく思いました。<P>今回は「野菜だより」を中心とした、料理の撮影に関わる話が多かったように思います。kuu kuuで働いてらっしゃった頃に比べると、読み物としてはエキサイティングさがやや低め、という意味で星は4つです。