京都本は巷にあふれていますが、妙に気取っていたり、逆にちゃかしすぎたりたりしているものも、なかにはあります。<BR>この本はどれにも属さない独特なものがあります。<BR>親しみやすいのです。<P>京都といえば排他的と言われますが、この本を読めばイメージは変わるかも。<BR>語りかけるような文体は、まるで自分だけにそっと教えてくれるような錯覚におちいって親しみを感じる。<BR>そしてイラストがまたなんともいえないおかしみがあって、親しみにいっそう拍車をかける。<P>宿坊に関するデータ、仏像、精進料理、菓子など興味深い内容がわかりやすく書かれてあります。<BR>京都人の私もこの本片手に冬の大原など訪ねてみたい気になりました。<P>京都の人や、そうじゃない人にもおすすめの1冊です。
この本は久しぶりの大ヒット。京都好きの友達に<BR>プレゼントしました。<BR>良質の小説を読んでいるみたいにグイグイ引き込まれたし<BR>何回も読めるからお得です。<BR>山下マヌーの旅に対するライトな感じ、<BR>ナンシー関のような鋭い視線、<BR>そして山本文緒みたいな人生感と筆力。<BR>そしてわかりやすい仏教解説。<BR>と言ったら伝わるでしょうか(""わかりずらいすね"")<BR>京都好きな方、旅好きな方、ミーハーの方だけでなく<BR>女が一人でも楽しく生きていくための知恵も詰まって<BR>いるようです。一人旅をする女が寂しいなんて<BR>狭い了見の方、著者の強さを見習いたくなりました。<BR>続きも是非読みたいです。
目からウロコがぽろぽろ落ちる<BR>ディープな京都が見えてくる本。<P>京都の町と仏教の関わりについてかなり詳しく書いてありますが<BR>著者の軽快な語り口で仏教なんて辛気くさ!なんて考えが覆されました。<P>町の成り立ちから和菓子まで<BR>京都と仏教は切っても切れないものなんですね。<P>かなり小難しい仏教や歴史についての内容も、わかりやすく<BR>物知りになったような気分になれました。<P>行ったことがある、有名寺や、穴場の寺の<BR>エピソードの紹介も楽しい。<BR>やはり京都は、予習してから訪れた方がオモシロイもの。<BR>思わずこの本を片手に京都に行きたくなります。