この本で学んで一週間経つと、今まで自分は何を見ていたんだろう?というくらいに、レイアウトが見えてくるようになります。<P>デザインのルールを学ぶことは、自分のセンスの否定では無いかと思い、今まで抵抗がありましたが、一度勉強してみると、そうではありせんでした。むしろ、レイアウトが見えてくることで、作品の客観的判断が出来るようになり、自分のセンスを残しつつブラシアップが出来ます。<P>一日ごとに適切な練習問題が設けられており、何度も復習することで高い学習効果を得られるように工夫してあります。この本のレイアウトも、知的で、学習意欲をそそり、毎日楽しく学べます。<P>視覚媒体では、レイアウトが見えた瞬間が、コミュニケーションの始まりです。これは、そのレイアウトがどんどん見えてくる実用的な一冊。レイアウトが見える喜びを、貴方も感じてみませんか。
いいモノは誰にとってもいいものです。<BR>しかし、誰もがそんなクリーンヒットを出せるわけではありません。<BR>となれば、結局理詰めの説得などというかなり不毛な世界に投げ込まれるわけです。シロウトであればなおさら。<BR>上司、とかいう人たちを説得せざるを得ない立場であればかなり世界は暗くなります。そんなときに、この1冊の内容が頭に入っているかいないかでかなり違うんじゃないかな。<BR>「お、こいつちょっと勉強したんだな」みたいな一言を発することができるわけです。<BR>でも、この本を読めば読むほど結局、デザインって才能だとか、感覚だとかそういうものが本当に必要な世界なんだなあってわかってしまう。<BR>それが星が4つになった理由です。
素晴らしいと思う誌面は、本書が紹介するレイアウトの技法をしっかりと踏まえていると気づく。特に版面率、ジャンプ率、グリッド拘束率はレイアウトを全然知らない人にとって、とても参考になる。本書を読んだだけで、自由で伸びやかな誌面をつくることは難しい。けれども、レイアウトの基本を学んだと言える誌面をつくりたいとは思う。また、具体例の幅は広い。名刺、手書きの折り込みチラシ、求人募集の貼り紙、街頭ポスター、雑誌の目次や特集記事など、とても多彩だ。たくさんの良い例とその改悪した例も載せている。なお、ページは白黒で配色の効果がのぞいてあり、レイアウトの出来に集中できる。