この本は、ひとつの課題ごとにファイルが用意されていてダウンロードしてくる形になっている。それが勉強しやすいし、わかりやすい。飽きっぽい私でも、独学で制覇できそうな1冊だ。絵もかわいいのが、堅苦しくなくていい。
基本操作をひとつずつ丁寧に解説してくれていますし、<BR>サイトからダウンロードして使用するデータは使いやすく、<BR>そのまま練習できるようになっています。<BR>ひとりでやってもとりあえずひととおりの操作は<BR>できるようになると思います。<BR>私も少しイラストレータは使っていますが、<BR>新しい発見がいくつもあり、<BR>すでに使っている人にとっても勉強になる内容だと思います。<BR>ただ、主にツールの基本操作の解説がほとんどで、<BR>最後に実践編が数ページありますが、<BR>その実践ページがもう少し多いともっと良かったと思います。<BR>基本操作を一通りやって、<BR>次に実際に作品をいくつか作ってみる、という流れだと<BR>これ1冊でイラストレータをマスターできるはずです。
この本は、本の公式サイトから、データをダウンロードしてきて、そのデータを元にイラストレーターの練習をするようになっています。<BR>この薄く小さく可愛らしい本とダウンロードデータの中に、イラストレーターの基本がまんべんなく入っていることと、薄く小さい本のため気軽に取り組みやすく、無理なく一冊を終えることができるようになっていることから、初心者とIllustrator挫折経験者の両方に強くお勧めできる本だと思いました。<BR>特に良いと思った点は、パート7の文字入力の項目です。Illustratorはイラスト専門のソフトというイメージを持ちがちですが、実際は、チラシや冊子等を作るのに、文字入力&レイアウトソフトとして使うこともとても多いからです。<BR>あと、ダウンロードサイトにあるレッスンデータそのものも良くできていると思いました。レッスンデータ自体にちょっとした説明やコツも載っているんです。<BR>全体的にとても良くできた本なのですが、もし、ベジェ曲線(パス、ペンツール)のレッスンの量が物足りないと感じたら、この本のパート2~3と、パート10のあひるのトレースをしつこいくらいに繰り返すか、「Illustratorベジェ曲線トレーニングブック」「実践テクニックガイド トレースマスター」等のパス専門のレッスン本を組み合わせるとさらにベストという感じがしました。<BR>この本や、トレース・パス専門のレッスン本などで操作になれたら、あとは実践系の本を1冊買うと良いかと思います。(私は「Illustratorの仕事術」という本をお勧めします。)