■著者の驚異的な記憶術<P>記憶術について科学的な視点から実用的なレベルに渡り広範囲にわたって解説した本です。著者はワールドメモリーチャンピオンの座を8度勝ち取りその記憶力のためにカジノに入ることを禁じられたほどの記憶力の持ち主。著者自身は学生のころは落ちこぼれであったというが,この本に書いてあることを習得し3ヶ月後にはシャッフルされた6組のトランプのカードを一度見ただけで覚えてしまうという離れ業を身につけてしまったという。彼は科学者ではありませんが、だからこそ、科学者の書く本より実践的な視点から書かれた地に足のついた内容の本となっています。<P>■記憶に関する知識が網羅的に<P>実に広範囲にわたっての記憶に関する技術などを記述している。実用的で強力な記憶術のメソッドがこの本のメインであるが、ほかには勉強の合間の休憩の入れ方や、記憶に効果があるといわれる食事、栄養素、運動の効果,勉強するときに聞くといいといわれている音楽,科学的な視点から見た記憶の仕組みの基本についてなど,記憶に効果があると思われる話題については網羅的である。ただ網羅的であるがゆえに、情報としては物足りなさを感じる話題もあるが、何が記憶にいいのかを知ることができるという点で次に関連の書籍を探すための道しるべとなって個人的には不満は感じない。<P>■強力で実用的な記憶術<P>中でも記憶術に関するメソッドは強力。キーワードはイメージ・関連付けのふたつ。覚えるべき対象をデフォルメして鮮明に記憶の中に刻んだ上で関連するほかの覚えることを同じようにイメージの力を借りて定着させるというものだ。テストとして10のランダムな単語を覚えさせられるのだが、そのとき一度記憶しただけなのだが数ヶ月経った今も今でもその順番どうり思い出すことができる。<P>今なにかべんきょうをしている学生などにはもちろんのことそうでない人が読んでもきっと役に立つ本だと思います。
本当に良く覚えられます。「旅のメソッド」が一番良いと思います。本当に忘れません。だから復習がほとんどいりません。本の中には「復習五回の法則」というのが紹介されていましたが、復習しなくても覚えています。本当におすすめで、ドミニクさんの新書も買いたくなりました。
脳や記憶のメカニズムから具体的な記憶法までが平易に解説されている。<BR>個々のテクニックは、多少準備の必要なものもあるが、だれでも試すことはできるだろう。<BR>同じような方法を既に取り入れていたり、耳にしたことがあると言う人もいるはずだ。<BR>実践すればそれなりに効果はあるに違いない。<P>問題は読者自身が実践するだけのモチベーションを持っているか、そしてこれらの方法が自分のモノになるまで続けられるか、なんだと思う。<P>記憶力を真剣に伸ばしたい、と言う方には、何がしかのヒントがあるだろう。<BR>個人的には「嫌な過去の記憶への対応」や「面接への対応」と言った感じのちょっとしたコラムが面白い。