表紙のお月さまは触ってみたくなります。<BR>そして、題名の通り味わってみたくなるお月さまです。<BR>お月さまに近づこうと『おおきなかぶ』よろしく動物達大集合。<BR>でも、最初にカメの上にゾウが乗るところで、もうハラハラ。<BR>「お月さまを味わう」という点でうちの子たちもすぐにこの本を手に取りました。<BR>もちろん、各々味わいましたとも。<BR>私はお月さまをかじってしまった音に感動し、<BR>子どもはラストのオチに感嘆していました。<BR>色使いが見事で、触覚、聴覚、嗅覚、味覚も揺り動かされます。<BR>グレイニエツさんが6年ほど前来日された時の記事で<BR>そのお人柄に感銘をうけていたのですが、<BR>今回初めてその作品に出会い、あらためてその素晴しさに<BR>感動しました。<BR>もっと早くチェックしておくべきでした・・・。
はじめ、2歳の長男が図書館で借りてきて、毎晩毎晩よみました。返す日に、泣くので、いけないこととはしりながら、何回も借りなおし。6回目の借りなおしのときに、買おう!と決心して買いました。それからも、半年間毎晩読み続けました。6年経った今でも、わたしはほとんど空でいえるほどおぼえてしまいました。そして、その半年のあいだ、おなかにいたのが長女(現在5歳)。彼女が1歳のときに、アカチャン絵本のほかに、絶対といっていいほど<BR>手にとったのが、この本でした。「おなかのなかにいるときから、だいすきだったんだもんね~」と、いまでも、長女が、この本をもってきます。わたしたちにとって、いちばん大切な本のひとつです。
夜の空のまーるくて大きいお月さまを、かめと仲間の動物たちが高い山に登って、食べようとするおはなし。最後は、ついに、、、?<BR>文章も、リズムがあってわかりやすく2才ぐらいの子供でも喜んでくれます。そして、なんと言っても絵がステキ。切り絵で表現された絵は、見てるだけでお月さまの気持ちまでわかるようで、うれしくなっちゃいます。