24人プラス著者の栢野さんの起業体験談。<BR>九州、というより福岡に特化しているため<BR>東北出身東京在住の私にはなじみの無い会社が多いのだが<BR>(知っていたのは「一風堂」と「やずや」、<BR> あとは潰れた「カギの救急車」くらい)<BR>それぞれの今日に至るまでの履歴が書かれている。<P>この手の本は、どうしても企業PRを兼ねて<BR>褒めまくり、褒め殺しの内容が多いのだが<BR>「挫折や失敗から這い上がる」ことに焦点を当てたこの本は<BR>良いところ、悪いところ、容赦なく書いてくる。<P>誰もが一流大を出て大企業に入ってエリート出世コースを渡り<BR>社内留学でMBAとって独立して大企業相手にビジネスを展開…<BR>なんてわけにはいかない。<BR>凡人のことなどわからない方々が小難しく語るビジネス本なんて<BR>いくら読んでもうまくいく人なんて「ほんの一握り」なのだ。<BR>凡人は「一発逆転ホームラン」や「いきなり大成功」を目指しては駄目だ。<BR>泥臭く、とにかく塁に出ることを考え、打率を上げていく。<BR>その道標が、この本に出てくる「天職人」の軌跡なのだ。
一昨年11月にふと手にした青い本。<BR>ここから栢野さんとのつながりが始まりました。<BR>と、いっても一方的にファンになっているだけですが…。<BR>その意味でも一番にレビューを書きたかった。<P>メルマガでも「出る、出る」と言われ続けていた本がやっとでました。<BR>メルマガや日記などで知っている話ばかりですが活字になって読んでみると迫力が違います。<P>中小企業は大変だ、独立・企業は難しい(簡単ではありませんが)と言われますが、この本を読めば必ずヒントがあります。<BR>現在の自分も「もんもん」としていています。<BR>この本で元気をもらいました。
この本にでてくる生き様は決してかっこいいものではない。むしろ、最高に泥臭くて、これでもかとばかりにひどい目にあったりしている。でも、それがまたとてつもなくかっこいいのだ。わかるやつだけわかればいい。そんなやつとは一緒に酒でも一度飲んでみたい。著者は、昔の自分を救うと書いている。その生き様もまた、とてつもなくかっこいいと、僕は思う。読むべし。