中学入学とともに、バスケットボールを始めた。厳しい練習の毎日ではあったが、バスケットボールを純粋に楽しんでいた。ある日、友達から本を薦められた。「SLAM DUNK」である。元々、漫画を読む習慣などなかった自分にとって、それは衝撃的な出会いだった。読めば読むほどバスケットボールへの楽しみ方が変わり、さらにはそれに打ち込む情熱が高まっていった。高校の3年ぐらいだっただろうか、最終回が突然訪れた。それから8年後、残念ながらイベントには行けなかったものの、その時の状況を語る一冊の本が「SWITCH」だった。表紙だけでも身震いをしたが、中身を読めば読むほどあの時の感動が走馬灯の様によみがえってきた。そして、井上先生から読者への熱いメッセージ。イベントに行かずとも、すべてがこの一冊で補えた。まさに、背中だけで語れる花道の様に・・・
~スラムダンクがジャンプで連載されていたとき僕は中学生でした。<BR>僕が中学でバスケ部に入部したのは、その影響です。<P>関係ない私事を書きましたが、不意に本屋に立ち寄るとあの桜木が。<BR>スラムダンク通算1億冊突破を記念して、とある神奈川の廃校で行われた<BR>イベントのドキュメントとインタビューです。<BR>イベント開催中に黒板にチョークで描かれたそ~~の後のスラムダンク。<BR>指でさっとこするだけで消えてしまうはかなさ。<BR>ページをめくるごとにあの頃の記憶がフラッシュバックして、鳥肌がやみませんでした。<BR>連載終了から8年ものブランクがありながら、ここで掲載されているのは<BR>あれから(最終回)10日後。著者自身、インタビューでその後の<BR>日常の『隙間』と表現されているのですが、そのとおりた~~わいもない日常が<BR>描かれています。<BR>超人的なプレーをした山王高校に勝ったやつらも、そこでは普通の高校生。<BR>受験勉強しているさまなど、とっても微笑ましい。<P>最後、桜木の後ろ姿でしびれました。印象的。~
あのスラムダンクのラストから10日後。<BR>そのイベントの様子や、井上さんのインタビューと、そして皆さんがお目当てであろう黒板の漫画が「一部」収録されています。<BR>確かに、懐かしいキャラが黒板に描かれていている様子は、イベントに行けなかった身としては僅かながら雰囲気が味わえてうれしかった。<BR>でも、一番楽しみにしていた黒板は、全て掲載されているわけではなく、正直、残念な気持ちでいっぱいです。<BR>オークションなどで値段が高騰していますが、期待する程の内容ではない思います。<BR>どうしても黒板の内容が見たい方は、井上さんの公式ページのショップから「黒板カード」を注文することをお勧めします。