人事制度を1年前からつくろうと検討しています。でもうちのような小会社では、コンサルタントに頼む余裕など全然ないし・・・。諦めかけていた。でも、この本を読んで人事制度を自分でつくる元気が出ました。<BR> 「社員を成長させる仕組み」が人事制度だと誰も教えてくれなかった。もう、諦めることはできませんね。
成果主義人事制度を導入して失敗しました。<BR>成果の出ていない社員の賃下げの手段が、成果主義人事制度だと思って、<BR>その通りやりました。ますます、社員がやる気無くなった気がしています。<BR>それが当たり前かと自分に言い聞かせていました。<BR>それが、「人事制度をつくって、業績を向上させる」と表紙に書いてある。<P>何を言っているの、この人と思って買ってみた。読んでみて驚いた。私は、<BR>そもそも成果主義人事制度を間違って理解していた。これって、私だけだろうか。とにかく、今の人事制度の見直しを社員と一緒に見直すつもりである。
戦略がわかるコンサルタントらしく、目的が明確であり、中小企業においてはどのようにすれば効果をもたらすことができるか、著者の経験に基づいた実例もあり、説得力があります。成果主義人事制度はあくまでも業績向上の手段であり、運用されてはじめてその価値があるということ、それに向けての実践方法が良く分かります。自社にとって適切な人材はどのような人材であるのか、そしてその適切な人材を動機づけ自社において活躍し続けてもらうためにはどのような処遇が必要なのか、その秘訣がこの本には詰まっています。中小企業ならではの「評価シート」や「賃金表」なども掲載されており、活用できる一冊です。