具体的にタイに移住、長期滞在、駐在を考えている方には参考になると思います。物件情報や契約に関する記述、日本人子女の学校や幼稚園、日本語学校、医療情報等、比較的情報も新しく大変参考になります。
市民センターの学習コーナーで、タイ語を勉強しながらこれを読みました。タイ語のコーカイに飽きると、この本のページを開く。するとそこには、バンコクの「たけのこ幼稚園」の園児数や入園費のこと、市街を走る5種類のバスの運賃リスト、タクシーの初乗り料金、永住権について、タイ語学校の紹介、バンコクの医療事情、就職の仕方、スポーツの楽しみ方などなどが、きわめて具体的かつ客観的に淡々と書かれている。それがいい。そこがいい。するとこちら側で、まるでバンコク移住計画が今まさに進行し、実現しつつあるような、夢の気分が胸に広がっていく。後半にあるのが圧巻のバンコク物件情報。すべての物件には外観と、室内の写真、手書きの見取り図がついている。各物件の間取り違いの家賃もしっかりと記載されている。<BR>『地球の歩き方』などの旅本とはまったく違う楽しみが、この事実を網羅して凝縮した一冊にはある。ただ、例の津波があったから、ラストのプーケットの情報は、大幅な訂正を迫られてしまうだろうけれど。残念。そして早い復興を念願します。
地味な本ですけど、かなり役に立ちます。旅行ガイドでもなく、移住者たちの体験談でもなく、生活(あるいは長期滞在)に必要な情報とその手順が書かれています。間取り図&家賃の明記された物件情報も必見! これでタイでの暮らしにいくらくらい必要なのかが、かなり正確に予算立てできると思います。<P> 憧れから現実に、想像から行動へ。海外に住むということが、それほど特別なことでも難しいことでもないんだと思わせてくれる一冊です。