■レベル：標準～やや難（～私立・国立難関）■分量：例題２題／日で約１ヶ月（例題数５７，数と式１２・二次関数２０・図形と計量１０・整数１５，演習問題同数）■解答解説：例題・演習問題ともに詳しい。演習問題については各章末に解答（難度表示，目安解答時間付）あり。■紙面構成：単色刷で高尚なニオイがぷんぷん（笑）する。各章冒頭に基本事項をまとめた「要点の整理」あり。■特徴：精選された良問を通じて標準問題を確実に解く力をつけさせる。問題数が適量で取り組みやすいが，基本的に使用者を選ぶ問題集。解法定石を学びながら思考力養成にも寄与。各章で執筆者が異なる。■補足：「要点の整理」が秀逸で，下手な公式集を持っているより役立つ。この部分のチェックに時間がかかるようだと挫折するのがオチ。新課程版になり，教科書をしっかりマスターしていれば喰いつけるレベルまで敷居が下がった感がある。しかしやはり依然，中途半端な基礎しかない（初歩と基本の違いが分からない）使用者は手痛いしっぺ返しを食う恐れアリ。